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漫画みたいな毎日。「もしもドイツ・ミュンヘンでSAPPORO市が開催されるなら。」

札幌市はドイツのミュンヘン市と姉妹提携都市として、今年50年を迎えるのだそうだ。札幌市では、毎年、「ミュンヘンクリスマス市」というイベントが行われており、今年で21回目の開催なのだそうだ。

我が家も移住してきてから、クリスマスの雰囲気を味わいたいという子どもたちに連れられて、数回訪れている。

ドイツ・ミュンヘン市と姉妹都市提携30周年を記念して2002年から開催。大通公園に約1カ月間、クリスマス雑貨、ホットワイン、ドイツ料理などの屋台が並び、毎年デザインが変わるオリジナルマグカップも販売される。ステージではコンサートが行なわれるほか、運が良ければサンタクロースからプレゼントがもらえたり、暖かい室内での参加型ワークショップなどが開催される。飲食は、ストーブがあるテント席もあり、雪の日でも安心。11月下旬から同会場で始まる「さっぽろホワイトイルミネーション」との光の競演も見所

札幌市HPより

夕方から夜にかけての方がライトアップされて綺麗だろうと思うのだけれど、子どもたちが小さい時には、混雑や寒さが堪えるし、帰宅も遅くなるので、もっぱら平日の昼間にのんびりと訪れていた。

宣伝はなかなか大々的なのだけれど、とってもこじんまりとした市である。
でも、その〈こじんまり感〉が私は嫌いじゃない。

子どもたちに「クリスマス資金」としてお小遣いを渡し、クリスマス市でお買い物するもよし、使わずに自分のお小遣いにするもよしとして出掛ける。

子どもたちは、買いたい物が無くても、プラプラ歩いてお店を見て歩き、なんとなく異国の空気を感じるだけでも楽しいらしい。

ミュンヘンでは、どんなクリスマスの装いなのだろう?なんて毎年思いを馳せる。ドイツのクリスマスはどんな感じかしらと、調べてみたところ、ドイツ大使館のHPに辿り着く。


どの地域のクリスマスマーケットも素敵な雰囲気だ。

ミュンヘンでは、SAPPORO市とかはないんだろうなぁ。

もしそんな催し物があったら、どんな内容になるんだろう?と想像する。
北海道食材をつかったフードブースと、鮭の皮細工体験や、白樺の樹皮や、樹液を使ったものとか?

長男に、「鮭の皮とか簡単に手に入らないんじゃないかな。科学館とかが協力してくれれば、できるかもね。」と言われる。なるほど。


ところで、ドイツの皆さんは、日本という国の中の北海道、その中心都市である札幌をどれくらいご存知なのだろうか。
そして日本や、北海道のどんなことに興味をもってくれるのだろう?

他国の方に紹介する以前に、自分が北海道についてあまり知らないよなぁ・・・と思う。移住して丸10年。今年で11年目だけれど、まだまだ東京のことの方が情報としては、知っていることが多いのかもしれない。
もう少し北海道の歴史とかを学んだ方がいいかもしれない。読めない地名ばっかりだしなぁ・・・。

そんなことを考えつつ、お土産ブースを見て回り、フードブースのメニューを皆で眺める。せっかくだからとウインナーを注文して、添えられたザワークラウトと一緒にいただく。グリューワインやサングリアも美味しそうだが、車を運転している夫は飲めないので、またの機会に。

日本以外のクリスマスを味わったことがないので、他国のクリスマスをいつか体感してみたいなぁと思う。

「市」とは、人がおおぜい集まって交易・売買することであり、そのための場所。

一昨年は開催中止、昨年はオンライン開催と、感染拡大の影響で市が立たなかったので、今年の開催に、子どもたちも嬉しそうだ。

人が集まり、買い物をしたり、美味しいもの、温かいものを囲んで談笑する。息を吐けば白くなるくらい寒いのに、あたたかで賑やかな雰囲気が漂っている場を味わうことは、この風景が少し前までは、あたりまえの日常であったことを思い出させてくれる。


顔見知りでもなく、日常の中でまったく接点のない人たちが、〈市〉を介して集う。気軽に会話するわけでも、知り合いになるわけでもない。

でも、何処からか、人びとが集まり、場を共有する。
この感じ、この空気感、やっぱりいいなと思う。

いつか、ミュンヘンのクリスマスマーケットでグリューワインを飲んでみたいなぁ。


こじんまりとしているので、あっという間にお店を回ることができる。笑


ツリーをモチーフにした場所で。

学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!