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漫画みたいな毎日。「3月だけど、夫からの秘密のお年玉、来る。」

夫が、「まだ、お年玉、あげてないよね?」と真顔で私に、言う。

私は、「え?うん、そうだね?」と答えたが、特にお年玉を待っていた訳ではない。子どもたちには、ユニコーンのぬいぐるみや、古代生物の図鑑や、トランペットの買い替えなどが今年のお年玉だった。

夫は、私にもお年玉を用意してくれることがある。

旅程表の入ったのし袋を渡され、空港に連れて行かれたこともあった。

「全部そろったらお知らせします。」

一体何が?!

このところ、注文した記憶ない宅配物がいくつか届いていた。いつもなら、「〇〇が届くのでよろしくね。」と言うのに、何も言付かっていない。

アヤシイ。

あれこれ、想像してみる。

洋服?
・・・いや、私が自分で選びたいことは重々承知のはずだ。

食器?
・・・いや、これまた、私が好みのものでない場合を恐れて買わないはずだ。

お取り寄せのお菓子?
・・・これは、やや可能性があるが、隠すまでもない気がする。

パソコンのお描きセット?
・・・これは、可能性が高いかもしれない。私が、PCで絵を描いてみたいなぁ、と時々つぶやくから。

spitzの何か関連グッツ?
・・・確認したら、spitzは関係ないと一蹴された。

旅行の計画?
・・・だとしたら、宅配物はいったいなんだ?!

いったい何?!!!!!

う~ん、ニオイますねぇ。

子どもたちが、隣で〈おしりたんてい〉を観ている・・・・。

そして、今朝。リビングに降りてくると、夫が何かの電気機器を設置している。長男が、「何これ?!!」と驚いている。

設置されていたのは・・・

ニンテンドースイッチ。


ちなみに、私はゲームをしない。

さかのぼること、40年以上。自分のお年玉を貯めて「ゲームウオッチ」を買ったのが、ゲーム所持最後である。

ゲームウオッチ・・・若い方はご存知ないかもしれない。私が持っていたのは、こちら。「うちのタマ知りませんか?」

うちのタマ知りませんか?のゲームウオッチ。


対戦とかは、まったくできない。完全にひとりであそぶものである。
タマにご飯とか、ミルクとかを食べさせてあげる、そんなゲームだったと記憶している。

ゲームウオッチとは・・・

任天堂開発による初の携帯型ゲーム機である。ゲームソフトが本体内のROMに書き込まれた「1ハード1ソフト」方式の機種であり、後継ゲーム機のようにカートリッジ(ロムカセット)交換で様々なソフトを実行することはできない。タイトルの多くは、難易度が低めのGAME Aと高めのGAME Bのどちらで遊ぶかを選択できる(一部例外あり。なおこの選択方法はファミリーコンピュータの初期タイトルにも使用されている)。ゲームをしない間は時計として使え、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来である(後にアラーム機能も付くようになった)。

Wikipediaより

そして、我が家の子どもたちは、ゲームに興味がない。私も夫も興味がないこともあって、まったく導入する予定はなかった。つい最近まで、テレビもなかった。

子どもたちは、PCでDVDなどを観るので十分だというのだ。しかし、最近では、TVでも自然環境系の番組や、生き物、料理、映画、ちょっと役立つ暮らしの情報、BBCなども、放映されており、子どもたちは興味をもつだろう、とTVを導入した。(夫がいつの間にか。)

TVは基本的に録画して観るか、時間が早ければ、そのタイミングで観ることもあるが、長時間観ることはない。「目が疲れた。ちょっと外に行ってくる!」と外遊びに出掛けていく。

スマホでさえ、敵視する子どもたちである。「電磁波が心配!」「環境に悪いよ!」「こっちに近づけないでよ!」と文句を言われている。どっちが親かわからない。親は、「使用料金のリーズナブルさ」に負けたのである。ごめんよ、子どもたち。

PCの方が使いやすく、最低限しか使ってはいないが、我が家で、スマホは人気がない。ちょっと目を離すと、スマホに料理用のボウルが被されていたり、アルミホイルで巻かれていたりする。子どもたち曰く、電磁波対策だという。長男など、「写真の画像が綺麗なのくらいだね、スマホの良いところは。」と言い放つ。ひとつでも良いところがあって良かったが。

TVもスマホも、便利な道具である。

TV自体、スマホ自体が悪いのではない。大事なのは、どんな風に自分の暮らしに取り入れるかを自分で考え、知ることだ。

しかし、そんな我が家に、なぜ、ニンテンドースイッチ。

「はい、みんな、説明するよ~!」と夫が家族をテレビの前に集めた。

「これは、お父さんから、お母さんへのお年玉で~す!お母さんがいいよと言わないと、君たちは使えませ~ん!」

そして、何やら輪っかのような物を渡され、太ももにも何かを装着された。

「さ、始めるよ!これから、お母さんは、冒険しながら、痩せま~す!!!!!」


はい?!

画面に映し出されたのは・・・・

リングフィット アドベンチャー!!!!!

痩せたいけど、面倒くさがり、三日坊主の妻をどうにか痩せさせて、健康長寿を目指すための苦肉の策らしい。

面倒くさがりの妻
楽しくないと続かない妻
雪国では、外では運動しにくいという妻
さらに面倒くさがる妻
食べたいけど、痩せたいという妻
とにかく、理由をつけて面倒くさがる妻

そんな妻をなんとかしようと考えてのお年玉。

3ヶ月のプランらしい。

子どもたちと一緒にお試し運転?をしてみる。

ひとつひとつのポーズがなかなかキツイ。
正しい姿勢で運動できるように細かい指導も入る。
姿勢キープの時間もサボろうものなら、即指摘される。

うむむ。やるな。

画面も綺麗で、わかりやすく、よく出来ているなぁ。というのが私の感想。
RPG式なので、お話が進むとなんとなく楽しい気持ちなる。

高価なお年玉をいただいてしまい、後に引けない状況・・・。
それも夫の策略に違いないと思っている。

面倒くさがりですが、楽しみながら、がんばります。

夫よ、私の健康を心配してくれてありがとう。
健康で長生きして、旅に出たり、一緒に美味しいものを食べようね!


3ヶ月後、noteでも、結果をご報告できる・・・はず。

身体を鍛える二男。
目指すはシックスパックらしい。笑


学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!