朝のスタバのすきなとこ
今朝、思ったよりも私の行動は宮崎駿味があった。親友がそう言った。
今日という日に思ったよりも気合が入っていた私は、完全に冷めた頭で起き上がってからのタイムスケジュールを立てる。数弱な私もこういうのはどうも得意なようで、「よし!」と力を入れたその2秒後には重力を頭から感じた。30分後には私から私に課せられた”出発までのミッション”は成功していた。
廊下を走って、マスカラは上だけで「今日はナチュラルで行こう。」と良いように自分に言い聞かせて、服はちゃんと決めて、バッグの中は後で整理しよう。
「どけ行くとかね?」たまたま帰ってきたお父さんが軽トラの窓を開けた。最寄り無人駅までのタイムリミットを頭の片隅にカウントしながらギア2で加速した「勉強行ってくる!!!」
感嘆符は3つは付いていた。
そうそう、そして今は朝のスタバにいる訳だ。朝のスタバは良いって話がやっとできる。
後のことを考えず、ただ朝を送っていそうな人がほとんど一人か二人で席についている。
とりあえずシナモンロールを食べよう。夜ご飯のことは昼から考えてもいいや。好きな本は朝から読みたい。嫌いな勉強は昼からでいいや。大事な話はコーヒーの後でいい、他愛もない話をコーヒーと一緒にしよう。
そんな時間が流れている。PMよりもゆっくり流れている。
勉強は昼からしよう。朝の正直な自分には文を書かせよう。そんな生温い決意ができる朝のスタバが好きである。
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