アメリカに住む経営者の妻の全ての人が同じ生活をしていると思わないが一つの例だと思って聞いてもらいたい。前提として、Elon Maskが常に言っている言葉をご存知だろうか。「成功する経営者は想像を絶するくらいに働かないといけない」ということだ。

秋晴れが広がる9月の週末。こんな日はどこか遠くに出かけたくなる。ピクニックに行ったり、ダウンタウンに繰り出してカフェにお茶したり。普通の女性だったらそんな週末を望むのではなかろうか。

アメリカで起業した日本人夫の週末はそんな華やかなものではない。目覚めてから朝食をとり早速仕事部屋に向かう。お昼まで仕事をこなし私が作った即席ラーメンを食べる。その後また部屋にこもって17時まで仕事。至って平日と変わらない週末だ。外気の空気やキラキラひかる太陽が恋しかったりする私。でも「どこか出かけよう」とか「カフェに行きたい」とは決して言わない。もちろん行きたい気持ちはあるけれどそれを言わないことが夫の心地よさにもつながっていると思う。邪魔されず仕事に集中する環境。もちろん、子供ができたりしたら状況は変わるだろうけれども、今この集中できる時間を最大限に活用することはElonも提唱している。

あなたは許容できるだろうか。経営者の妻の生活は煌びやかに見てることも多いが決してそうではないし忍耐、我慢も伴う。週末も平日も関係ない。夫は常に働いているのだ。平日も夜帰宅してから24時近くまでPCに向かっている。早朝も緊急対応があればすぐに仕事部屋に向かっている。朝食の時間もそれに左右するし、作った朝食が冷めちゃうなぁと思うことなんてしばしば。そういう夫と共同生活していく必要があるのだ。

単に「経営者と結婚したい」「裕福な生活をしたい」という気持ちだけで経営者と結婚するには無理がある。それを事前にわかっていて欲しい。「こんなはずじゃなかった」で離婚しないために。時間を無駄にしないために。

現実はこんな感じ。