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「経営者はねぇ・・大変なのよ」と経営者妻の母に救われた話

今日はなんということない、経営者の妻の日常をお伝えしたい。

経営者の妻というのは、裕福でキラキラして、なんの不自由もない生活をしているように見えるが決してそうではない。夫は四六時中仕事のことを考えもちろん仕事優先。帰宅後も週末も働くし、私のことは後回し。もちろん私はそれで良いと思って結婚したのだが一般的に言えばそんなの理解できないし信じられないという女性は多いと思う。

ありがたいことに父親も経営者のため母も同じく「経営者の妻」。友人に話しても理解されないことも母に話すと理解し共感してくれることが多い。

今日はそんなお話。

夫は朝、目を覚まして真っ先に携帯でメールのチェックをする。夜中に入ってきた世界中からのメールに目を通す。その日は緊急案件を見つけたらしくすぐに飛び起き朝の7時から二時間ぶっ通しで電話会議をしていた。

言うまでもなく夫の機嫌は良くはないし緊張感が走る自宅。朝ご飯を作ったものの、もちろん食べる気配もなし。一緒の空間で生活している私としてはやっぱり気持ち的にも影響されてくる。

「ビジネス大丈夫かな」「励ましの言葉とかかけたほうがいいかな」「いや、余計なこと言わないほうがいいか・・」

相手を思いやるが故に気を揉む私。日常茶飯事で疲れてきた。

後日、唯一の相談相手、母親に状況を説明すると、「経営者ってのはねぇ・・ほんと大変なのよ」と。

たったそれだけのありきたりな言葉なのに、その言葉選びや言い方、母の雰囲気に全てが詰まっていた。詳細を聞かなくてもその大変さを理解できた気がした。私もそれ以上、愚痴を言うのをやめた。

何百億、何千億もの会社を作り上げてきた人たちから言わせると、私たちの悩みなんて序の口なのかもしれない。何十年も経営してきてる父から言わせても同じ。それを一緒に支えてきた母から見てもそうなのだろう。

会社を経営すると言うことがどれだけ大変か、従業員の給料を支払うと言うこと、ビジネスを成長し続けることは決して考えることや投資をやめてはいけないと言うこと。

さまざまな場面に直面する。経営者の妻というのは決して楽ではない。

もし共感してくださる方や同じ状況の方がいたらぜひいいね、やコメントで応援してほしい。意外にも経営者の妻の話って明るみに出ることはないし目にすることが少ない。私自身、いつも孤独に思っている。

大変だけど一緒に頑張っていきましょう、辛いことの先には必ず幸せなことがあると信じているので。


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