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金属看板の製作工房はどんなところ?(91/100回)

「どんなところで作っているのですか?」とたまに聞かれます。

2階建ての小さな工房で全ての作業を一人で行なっていますが、街の方には「何をする場所?」と不思議がられるほどには、いろいろなもので雑然としています。

人が来る時に慌てて片付けをするので、大体は散らかっていますし、金属を扱うので割と汚れています。
そんなこともあり、あまりSNSにも載せないので、実際に来られた方には良くも悪くも「こんなところなんだー!」と驚かれます。

入り口の扉はサビが浮いています

鉄工所ほど薄暗くはありませんが、お店というには汚れている。。。
工場好きな方には褒められますが、少し不思議な場所かもしれません。
(これでもオープン当初はお店と間違えられることもあったのですが、、)

開業2年目の頃。二階はショップにしていました(今は作業場と化しています)

工房見学は自由ですので、ご連絡いただければ案内させて頂きますし、実際に来て頂いての打ち合わせも可能です。

材料を見ながらあーでもない、こーでもないとやる時間は楽しんでもらえると思います。


アイアンのフレームを溶接しているところ

あと実際に来て頂いた方には、機械が全然無いことに驚かれます。
金属を溶接して、、、と聞くとたくさんの機械があって、ガチャガチャと動いているのを想像されるみたいですが、工房にはほとんど機械はありません。

ずっとオーダーメイドでの製作を行なっていることもあり、必要な時に必要な工具を自作することもありますが、全ての機械を揃えてしまうとたくさんのお金が必要になります。

高価な機械の支払いをするためには大量生産が必要になったり、できるだけその機械を動かさないといけないので、作るものが硬直化してしまいます。
早く安く作ることよりも、お客さんと一緒にものづくりがしたいので、できるだけ身軽でいたいと考えています。

様々な依頼に柔軟に応えるためには機械や工具は最低限で、その都度自作したり、他の業者さんに協力してもらったり、色々と工夫をしてこなす方が効率が良いのです。


最初に買ったのは溶接機とバンドソー、グラインダーとボール盤くらいで、そこからはほとんど増えていません。

機械がないと不便なこともありますが、今のところ工夫と協力業者さんのおかげでなんとかなっています。

そうやって6年やってきたので、今でも機械が少ないままなのです。

1番最初に買った鉄を切るためのバンドソーという機械
これも最初に買ったグラインダー
自作の工具
工房の様子
壁面は家族の協力で張り替え&色塗りしました


工房は大阪の端っこで泉南市という海に近い街にあります。

小さな個人工房ですので、見学するほどのものではありませんが、どんなところで作っているのか少しでも感じて頂けたら嬉しいです。

いつもお読み頂きありがとうございます!