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匂いは予想以上に「物質」として動物に影響している | 【調香師の手帖】中村祥二
目に見えない「香り物質」にこれほど気を配ったことがあっただろうか。
興味のあるパートだけつまんで読んだが、普段全く意識を向けない空気というものにアンテナを張りたいと思った本だった。
特に体臭のパートが個人的にはかなり好きで、最も印象的だった箇所は、「一日のうちの時間や、その時のコンディション、体調、生理周期によって体臭は分かりやすく変化する」というところ。
ヒトの嗅覚は、文明の発達とともにあ
「大衆の反逆」オルテガ・イ・ガセット
半分も読んでいないが、結構好きな本だったので、印象深い言葉たちを引用してここに置いておく。
有志で始まった古典読書会もvol.9になった。
なお、今までのラインナップは以下
「贈与論」マルセル・モース
「三酔人経綸問答」中江兆民
「論語」
「人生の短さについて」セネカ
「リヴァイアサン」ホッブズ
「国富論」アダム・スミス
「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ
「プロタゴラス」プラ
夜と霧-ドイツ強制収容所の体験記録-(旧版)
夜と霧を読了し、このタイトルの意味が気になった。なぜなら、内容は全く夜っぽくも霧っぽくもなかったから。
夜と霧というタイトルは、ヒトラーの総統司令「夜と霧」からとっているらしい。
そもそもその夜と霧という言葉は、ヒトラーが愛聴していたリヒャルト・ワーグナーの作品「ラインの黄金」第3場「ニーベルハイム」に出てくる„Nacht und Nebel, niemand gleich!“(「夜と霧になれ、