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個性って何? ~交流学級の子ども達に本当に伝えたいこと~

「1人ひとりの個性に応じた教育をしましょう」
よく教育書や研修会で訴えられていたことです。

では、個性とは?

身長?
髪の毛?
肌の色?
声?
みんな違って、みんないいのです。
それが個性なのです。

では…
わがままは個性?
勉強がきらいは個性?
なまけものは個性?
すぐに人をたたくのは個性?
口が悪く、相手を悪く言うのは個性?

それは、個性ではありません。
相手に迷惑をかけること
相手を傷つけること
自分が成長しない行為

だからです。

なんでもかんでも、
「個性だから」
と容認されてしまうのは
怖いことです。

なぜ、こんなことを考えているのかと言うと、
今年度から通級指導教室の担任になり、
特別支援教育の啓発も役割の一つになっているからです。

子ども達へ、個性について教えようと思うのですが、
どのように教えたらよいか…?

合理的配慮を考える際によく使う絵

この絵を使って、
子ども達に
「だれもが過ごしやすい社会を目指そう!」
と伝えたいと初めは思いました。
研修会で、合理的配慮の具体例として見たときは、
「なるほど!」
「とても分かりやすい!」
と感動した覚えがあります。
しかし、
これをそのまま小学校の授業で見せても
「そうなんだ、へえー」
「だから何?」
で終わってしまいそうな予感しかしません。
なぜなら、
このようなシチュエーションは
日常生活でほとんど見られないからです。

また、「障害は個性?」とも考えるようになりました。
そのきっかけは、下の記事を読んだからです。

この記事を読むと、
「個性を取り上げること自体が障がいのある人たちを差別することにつながってしまうのではないか」
とさらに悩んでしまっています💦

結局、私が言いたいのは、

特別支援学級でも、
通常学級でも、
学んでいることはこの3つ!
1,相手に迷惑をかけてはいけない!
2、相手を傷つけることをしてはいけない!
3、自分が成長しない行為、なまける、手を抜くことはしてはいけない!
  やるなら一生懸命やりなさい!
を伝えたいのです。

特別支援学級の子ども達は、様々な学習形態や学習方法で学んでいる。
その一端を体感してほしいのです。
特別支援学級の子ども達も頑張っている。
だから、交流学級の友達はぜひ温かく迎え入れてほしいし、
仲間として関わってほしい。
そんな思いになれる授業を、来週通常学級で実施してきます。
まだ先生方へは打診していませんが、明日段取りをつけます。
授業準備は0%ですが、授業を本当にすると決まれば、
やらざるをえなくなるのできっとお尻に火がついてやり出すでしょう。
新しい実践、チャレンジしてみます!

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。



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