Masa⭐特別支援教育について発信中⭐

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Masa⭐特別支援教育について発信中⭐

現在、公立小学校で教員をしています。日々、少しずつですが成長したいと本を読んだり動画を見たり、研修会に参加したりして勉強中です。特に特別支援教育に関心があり、学んだことをアウトプットし、共有できればと思い、noteをはじめました。

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  • デコとボコの共同運営マガジン

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    発達系の記事を発達系に興味がある人に届けるための共同運営マガジンです。ご自身が発達障がいの方、お子さんが発達障がいの方、発達を支援する団体の方など、発達障がいに少しでも関連があれば誰でも参加することができます。診断ついていなくても大丈夫です。参加希望の方はその旨のコメントをお願いします。

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初任者の葛藤と課題 ~じゃあ、どうする?

近年の大量退職の煽りは当然教育現場にも押し寄せています。 本校でも今年度2名の初任者が配当され、 学級担任として奮闘しています。 1名の女性の初任者は、4月半ばで、授業中にも関わらず 手洗い場で涙をぬぐっているのです。 「どうした?」 と声をかけると、 「うまく授業をすることができなくて…」 「子供たちに申し訳ないんです!」 と自分の不甲斐なさに涙しているのでした。 私は色々と言いたいことはありましたが、とりあえず 「涙は絶対に子供たちに見せたらだめだよ」 「すぐに子供

    • 通級指導教室担当は黒子を歓迎せよ

      先日、通級指導教室担当者会に参加しました。 対象は「初めて通級指導担当になった教員」でした。 私も、もれなく初めてだったので参加でした。 会場に駐車場がなく、コインパーキングに止めなければならず、 700円!小遣い制の身としては地味に辛いです💦 さて、指導教諭の先生から通級教室の基礎や年間計画、実際の指導内容について詳しい話を聞き、とても参考になりました。 最後の話がとても印象的でした。 私も全くの同感です。 先生方のサポートがしたくて、通級指導を希望したのですから。 し

      • 主体的に行動し、喜びを感じられる教室にするために

        これは、今でこそランニング好きで知られている村上春樹さんですが、身体を動かすのが元々好きだったかというと、そうでもなかったようです。 むしろ、小学校から大学まで体育の授業が嫌で仕方がなかったそうです。 このねじれも、外在的アプローチを強制的にさせられていることに原因があります。 人の心を無視する外在的アプローチは息苦しくさせ、まさに苦行となるでしょう。自分自身の学びや成長にもつながらないでしょう。 実際に学校でも往々にしてこの外在的アプローチの強制は起こり得ます。 どうして

        • 真の成功とは、ラットレースから抜け出して心の平穏のために生きることだ

          普段、生活をしていて 毎月3万円のお小遣いでやりくりしている僕です。 漠然としたお金の不安があります。 理由は以下の3つです。 ①公立教員という立場では、大きな給料の増加は見込めない ②奥さんはパートで週3日働き、家計は1.2馬力という水準 ③娘は2人とも私立小学校に通っている 常に、心の奥底に 「このままで僕たち家族は食っていけるのか!?」 という漠然とした不安があります。 幸いにも、奥さんが家計管理や資産運用に関心が高く、 ファイナンシャルプランナーさんとも定期的に

        初任者の葛藤と課題 ~じゃあ、どうする?

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          人称の高い世界を見ているか?

          「人称の高い世界を見ているか?」 このフレーズを読み、初めは全然ピンときませんでした。 「人称ってなんだ?」 「どういう意味なんだ?」 よくよく考えてみると、 1人称で世界を見るということは、 自分視点でしか考えていないことです。 2人称で世界を見るということは、 自分と相手の2人の視点で考えるということ。 こう考えていくと、 「人称の高い世界とみる」というのは、 より多くの人々のことを考えて 世界を見るということになります。 突き詰めていくと、難しい考えになりますが、

          人称の高い世界を見ているか?

          「これだけは絶対負けない」という自分だけの強みを持つ!

          「人は人生でなんでもできるが、すべてはできない」 という言葉が、今でも僕の中を渦巻いています。 人生100年時代が到来しようとしています。 AIがこれほどにまで日常生活に浸透してきた現在、 何でもできてしまう世の中です。 やりたいことは、やろうと思えば何でもできる。 インターネットを介して世界中に繋がれる。 しかし、すべてをやろうと思ったら 時間が足りません。 少しつまんで、次のこと。また少しつまんで… すべてが中途半端になってしまいます。 「これだけは絶対負けない」 「

          「これだけは絶対負けない」という自分だけの強みを持つ!

          口に虚しさと書いて「嘘」 ~嘘をつくことのデメリットの大きさ~

          最近、娘が1年生になりました。 1年生になると、大きく変わることがあります。 それは… 幼児料金から小学生料金になること…! 見た目や中身は何も変わっていないのに、小学生になっただけで 食事、バス、電車、入場料…様々な場所で料金が上がります。 大人としては、 「入学式までは1年生ではないから、幼児料金でいいんじゃ?」 と思い、言葉は悪いですが ごまかそう という悪い心が出てきてしまっている自分がいます。 結論から言えば、 4月1日から娘は1年生として扱いました。 理由は

          口に虚しさと書いて「嘘」 ~嘘をつくことのデメリットの大きさ~

          自己刺激を求める子供には、落書きしてよい紙を渡して環境調整を!

          先日、3年生の教室へ支援に入った際、こんな子供がいました。 こんな時、みなさんならどう指導しますか? 「こら、ノートに落書きしない!」 「間違っていないか、見直しをしておきなさい!」 「終わったら、静かに待っておきなさい!」 …この子は待つことができないのです。 以前から、ノートへ落書きしたり手混ぜをしたり、 ペンを分解したりするなど自己刺激を求める行動の特性がありました。 何かしらしていないと落ち着かないのです。 担任の先生は、上記のような指導で止めさせようとせず、

          自己刺激を求める子供には、落書きしてよい紙を渡して環境調整を!

          【行動の機能】「すぐに上履きを脱ぎたがる」行動にはどう対応すればいいの?

          低学年の先生と雑談した際、 「子供たちはすぐに上履きを脱ぎたがる」 行動が気になっているようです。 確かに、 授業中に上履きを脱いで靴下でいたり、 そもそも靴下まで脱ぎたがったりする子もいます。 「そんな子にどう指導すればいいでしょうか?」 と聞かれましたが、即答できませんでした。 むしろ、答えはないです。 ただ暑いだけなのか… 暇だから遊んでいるのか… はたまた、感覚の敏感さで締め付けられるのに 耐えきれずに脱いでしまうのか… 行動観察を続けたり児童に直接聞いたり 養育

          【行動の機能】「すぐに上履きを脱ぎたがる」行動にはどう対応すればいいの?

          授業中の対話がクラスの安定と落ち着きを生む

          今週、通級指導教室担当として 各クラスを回って授業を行っています。 授業内容は ①アイスブレーキング「プリンゲーム」 ②特別支援教育ってどんなところ? ③皆さんへのお願い ④自立活動をやってみよう!「すごろくでサイコロゲーム」 です。 本校の子ども達は 特別支援教育や特別支援学級について 普段話を聞く機会がありません。 特別支援について もっと意識を高めていきたい という思いがあり、 コーディネーターとして できることをやろうと 取り組んでいます。 2年生から6年生まで

          授業中の対話がクラスの安定と落ち着きを生む

          通級指導教室に通っている子どもの心理状態とは?

          現在、通級指導教室は開級しておりませんが、 既に数名の子ども達が様々な形で利用しています。 クールダウンにくる子 気分転換にくる子 開級式に向けて代表児童を担当するので、セリフを考えにくる子、 友達との関わり方について学びに来る子… 様々です。 まだ、開級していないからこそ、 担任や子どものニーズに合わせて 柔軟に対応できるのがメリットです。 新学期が始まり、 新しいクラス、仲間、担任の先生と馴染めるように、 通級指導教室担当として できることをやろうという思いです。

          通級指導教室に通っている子どもの心理状態とは?

          他校の通級指導教室を見学してきました~直接見ると、10倍勉強になった!~

          先日、他校の通級指導教室を見学に行ってきました。 同僚の知りあいの先生で、 「この先生の通級指導教室の指導がすごいから行った方がいいよ!」 と紹介してもらい、早速連絡を取りました。 我々の地域では5月から通級指導教室が開級することが多く、 現在は準備期間や通常学級の子ども達の支援や実態把握を行っています。 よって、他校へ見学する余裕があるのです。 私は初めての通級指導教室担任で、右も左も分からず 本や資料、各種インターネットサイトで情報収集をする日々でしたが、 ちょうど煮詰ま

          他校の通級指導教室を見学してきました~直接見ると、10倍勉強になった!~

          「認知の歪み」の解決策は、チームで戦う!

          「個別最適化の学び」が、 子ども達の予測困難な時代を生き抜く力を 養っていくために、必要不可欠だと言われ、 様々な実践がなされています。 実践例としてはICT活用のAIドリルの活用や 自主学習などでしょうか。 ただ、個別最適な学びの スタートラインに立てていない子どもが 一定数いるのは確かです。 集中に欠けたり 学習に対して意欲が低下していて そもそも授業に前向きに臨めなかったりすると、 そもそもの学びが成立しません。 現在、 通級指導教室担当として 逆交流をしており、

          「認知の歪み」の解決策は、チームで戦う!

          働き方改革とは…!?校内研究の進め方について考える

          放課後、研究推進委員会が行われました。 今年度の研究の方向性を決める会で、 推進委員と管理職のみがメンバーでした。 私は「特別支援」担当です。 特別支援教育を全校で推進していくために、 私もメンバーの1人に入っています。 今年の校内研修のテーマは ・特別支援教育 ・UD(ユニバーサルデザイン) ・ICT活用 の3本立ての予定でした。 3本立てとは言え、 どれも密接につながっています。 特別支援教育の視点を持ち、 UDを意識した 教室環境づくりや授業づくりを行ったり、 I

          働き方改革とは…!?校内研究の進め方について考える

          自分の首を自分でしめるのが好きなんです…!

          こんばんは。 通級指導教室担当をしています。 まだ開級していないので、 現在は、逆交流をして 子どもたちの支援や実態把握に努めています。 実際に通級指導教室での指導が始まるのが5月なので 再来週までは時間があります。 そこで、来週は各学級を回って授業をすることにしました。 内容は ・特別支援教育って何? ・特別支援学級って何をしているの? ・自立活動を体験してみよう! です。 勤務校では、 特別支援教育が まだまだ浸透していません。 子どもにも、同僚の先生方にも、です。

          自分の首を自分でしめるのが好きなんです…!

          個性って何? ~交流学級の子ども達に本当に伝えたいこと~

          「1人ひとりの個性に応じた教育をしましょう」 よく教育書や研修会で訴えられていたことです。 では、個性とは? 身長? 髪の毛? 肌の色? 声? みんな違って、みんないいのです。 それが個性なのです。 では… わがままは個性? 勉強がきらいは個性? なまけものは個性? すぐに人をたたくのは個性? 口が悪く、相手を悪く言うのは個性? それは、個性ではありません。 相手に迷惑をかけること 相手を傷つけること 自分が成長しない行為 だからです。 なんでもかんでも、 「個性だ

          個性って何? ~交流学級の子ども達に本当に伝えたいこと~