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「家庭の運営という概念 その4」/夫婦でベクトルを合わせて子育て

 さて、反響の多いのをいいことに本日も少し記しておきたいと思います。昨日は、毎日のおいしい食事が基本ですよ、みたいなことを申し上げました。それは、お金がかからないでおいしい食事を毎日食べることは、倹約にもなるからです。満足できる食事を毎日食べながら、倹約をして貯金をしていく、これは妻との共同作業としてベクトルを合わせてやっていきやすい基本的生活基盤です。

 さて、くどいようですが、子育ての本や資産形成本にあるような細かいテクニック的題材に行く前に、大事なことを言っておきたいと思います。やはり家庭というのは、共働きであればなおさら社会との闘いの合間の安らぎの場であると思います。この点を外して先のテクニックに走るといけないと思います。やはり家庭の最も重要な基盤は心から安心できる場所であるということです。安心立命という言葉があります。心安らかに落ち着いて真剣に取り組む、というような意味ですが、そういう基盤を家庭に持っておかなくては、社会に出て精一杯闘うことはできないのではないでしょうか。夫婦ともに安らげる場を食事を中心に築いたうえで、それを倹約生活の基礎として貯金をしていく。この重要さを昨日の本欄(その3)では申し上げた次第です。

 さて、その基礎を継続的に進めていける基盤ができたら、次はやはり子育てということになりましょう。これも大変なことではありますが、夫婦二人の間に出来た二人にとって掛け替えのない子供たちですから、子供たちを立派に育てていこうというのも、夫婦で最もベクトルを合わせてやっていきやすい基本的生活基盤です。ここは非常に大事な点です。夫婦がお互いの子供に対する思いを理解し合い、子供たちのために良かれと思うことを一つ一つ積み重ねていく、これが非常に大事な点となると思います。夫婦が子供のことで意見の違いは構いませんが、いがみ合う様なあるいは意地を張り合う様な状態で子育てをすると子供は敏感にそれを悟ります。そうなると努力がチグハグとなり、うまく回っていきません。これもほんの少しづつでも気遣いの積み重ねをしていくとの意志が家庭生活の最初に有ればさほどの苦労なくやっていけます。最初が肝心です。

 さて、そうしたら子供たちの日々の反応を見ながらではあろうと思いますが、幼稚園に入る前から少しづつ方向付けをしていくことになります。我が家の場合は夫婦とも特別の才能があるわけではありませんでしたから、勉強をこつこつでもやらせることとしました。日々の中で其れも勉強しながら、方法を考え、無理のない範囲で続けていった次第です。それでよいのではないでしょうか。

 また、子育ての方法などのノウハウは別途記したいと思います。ひとまずこの辺で。

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