怪獣と暮らす日々
「グワー、ゴゴー」
突然始まる、母のイビキ。
食べて寝てを繰り返すだけの毎日が、もう数十年だから、
あたりまえに太る。
食事療法で10キロ近く痩せられたのに、イビキは変わらない。。
同居開始の当初は、見守りの意味もあって私も同じ部屋に寝ていたのだが、あまりにイビキが凄くて、狭い納戸に避難した。
母が覗きにきて、
「なんでそんな所で寝るの?」
と聞くので、
「お母さんのイビキが凄いから」
と返すと、
「ふん!」だと。
父の生前、両親は一階と二階で別々に寝ていた。
当時の母いわく、
「お父ちゃんのイビキが煩くて寝られないから」
もう覚えていないんだろうなぁ。
私も、もしかしたらイビキかいてるかも知れないから、黙ってるけどさ。
まだ自分でお風呂も入りトイレに行けるので、助かるような…
ただ、私や息子がトイレに行く時は、
用心深く目を凝らす必要がある。
うっかり座ると大変な事になるので、
高い頻度で拭き掃除が必要だ。
トイレの神様。
日に何度もトイレ掃除をしているのを、ご存知ですよね。。
ここに幸あれ。
デイサービスは行かない
訪問歯科さんに何度も来て貰って作った入れ歯は、食事が不味くなるからと使わない
ツワモノですよ。
いつもの薬剤師さんが、ご自身のお母様の事を
「あんなに何でもできた母が、こんなに変わってしまって」
と嘆かれてるのを聞いて、
私が気づいたのは、
うちの場合は、昔から変わっていないんだ。。
ずっとツワモノ。
就職が決まった私に
「お給料は全部よこしなさい」
渡さなかったけどさ。
複雑な事情を経て、テレワークしながら同居介護となったけど、なかなかなストレス具合が続く。
私の育ての親は、おばあちゃんなのに、
おばあちゃんの介護は父がして、
子育ても介護もしなかったツワモノ母の介護を私がしている。
何だか、ねじれた現象ですよ。
そして怪獣は、
私の仕事中もイビキをかいて寝るのです。
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