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宇宙人との別居スタート

あらゆる借金がみつかり、
大事な保険や貯金を食い散らかしてくれた宇宙人との別居を決心したのは、
娘が小学4年生、息子が年中さんの頃だった。

借金がわかった時には、返済しながらも
宇宙人とまたやり直せると考えていた。
息子はまだ赤ちゃんだったのだ。
父親が必要だと思っていた。

でも、そんな考えは甘かった。
反省するのはその時だけ。
また、人のお金に手をだす。そして、パチンコへ。

自然と言い争いも多くなる。
どうして嘘をつくのか・・
大金を勝手に使うことへの罪悪感はないのか・・
こどもたちに申し訳ないと感じないのか・・
私が傷ついていることになんにも感じないのか・・

暖簾に腕押し

意思の疎通ができない。
このままだと自分がこわれてしまう。
いや、半分壊れていた。
つらすぎた。

もう駄目だと感じたその瞬間、
土下座をしている宇宙人に一言。。。

「出ていってくれ。ホームセンターで段ボールを買いに行くように。」

素直に出ていき、段ボールを買って帰ってきた彼は荷物をまとめだした。

その間に、姑に連絡をする。

「こんな嘘にまみれた、泥棒をうちにおいておくわけにはいかない。
どうぞお引き取り下さい」と。

そうして、宇宙人は自立することもできず、実家へ戻っていった。

自分の星へ帰ったのだ。

わたしとは意思の疎通ができなかったけれど、パチンコ仲間のいる自分の星ならば生きていけるだろう。。

でも、宇宙人の両親は心外極まりなかったようだ。
「私たちは趣味の範囲で、誰にも迷惑かけずにパチンコをしている!
ひとに迷惑をかけた息子のことなんて知らない!
でも、悪さをしても息子はかわいい・・・」

なんだそれ・・

びっくりおったまげ。た。

10年経った現在も宇宙人は自分の星で甘やかされて生活している。。

さて・・別居は決まった。
子どもたちにはなんて説明しようか。。






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