[不登校]多様性って何!?選択肢に迷う親の気持ち
30万人の不登校児。五月雨登校、別室登校、付き添い登校の児童さんも含めたら、もっとずっともっとたくさん。
さらにその子供を支えて見守る親たち。
今はその仲間入りを果たしたうちの子どもたちと、私たち親。
いつだって誰だって人は迷う。悩む。
「生きて笑ってくれていれば、それだけでいい」
子どもたちが生まれた瞬間に、そう思った。
その気持ちを思い出せ!
今、わたしは非常に動揺している。
とりあえず口にチャックを引いて、落ち着けと、性急な自分に言い聞かせている。
不登校5ヶ月。初めて息子が学校という地に足を踏み入れた。(プラ板作りができるよ。廃校になった場所なんだよ〜と詳しい説明は横に置いての、見学会参加)
廃校になった学校の跡地に新設された『学びの多様化小学校』子どもたちに、公立の小学校以外にも色んな形の学校があるんだってことを、見ておいて欲しかった。
ここに来ているのは不登校だった子たちが主。親御さんたちもたくさん苦労をしてここにたどり着いた方々。今日見学に来ている皆さんも、今現在毎日葛藤して育児をしている人たち。
校内を見渡しても、息子くんが大好きそうな興味持てそうなものに溢れている。(近くの川で取った化石、採ってきた魚が入った水槽、虫の標本、無数のボードゲーム、パズル、教室に置かれたダンボールで作った家や脇ですぐ休めるビーズクッション)親のわたしから見ても、うちの子どもたちの性格に合いそうな、のびのびした環境。とても魅力的。
校内見学後、目的のプラバンを1枚作り、もういいよ、帰ろうばりの息子くん。初のプラ板作りに夢中で、ここがどんな場所かもよく分かっていないムスメちゃん。
経験者・現在進行形の親の皆さんと話をして、気持ちを吐露しながら分かる分かると語り合う、私たち親。
帰りの車で、いつにもなく激しくぶつかり合う終わらない兄妹ゲンカ。気持ちの不安の表れ(だよね)「こういうところがあるって、目で見て欲しかっただけだから。大丈夫だよ。一緒に来てくれてありがとう」と伝える。
パパも学校のこととても気に入った様子だったけど、来るかどうか決めるのは子どもなんだからねと言っておく(でもそれも、、正解なのかは私も混乱中。だってとっても良かったものね)
ここに来れたら、絶対こどもたち楽しいと思うんです。
春からのムスメちゃんにとっても。きっと合わないだろうと思っている公立に行くくらいなら、最初から多様化に来てしまえば良いんじゃない?
お兄ちゃんと一緒なら、お互い助け合って、高めあって、学校というものを楽しく感じられるんじゃない?
でも、それを今、息子くん自身は求めているんだろうか?
求める精神状態なんだろうか?
ムスメちゃんに、お兄ちゃんも頑張ってるよと見せたいがための、パフォーマンスのためではない?
入学してからの、ムスメちゃんの状況を見てからでも全然いいんだから、今考えすぎなくてもいいんじゃない?
親が背中を押すことも必要なんだろうけど、それはまた、以前のように親が決めた道とはなり得ないか?押し付けになってないか?
本当に子供のため?仕事に復帰したい自分のため?
子どもが不登校から抜け出した。と思いたい親のエゴなんじゃないの?
親は情報は集めて提供します。
気持ちに沿うような体制も、整える覚悟もできています。
でも、どのタイミングで、どの程度、子どもに声をかけたらいいんですか?
自分のメンタルが弱っているからなのか?子どもたちのエネルギーがどの程度溜まっているのか、私では分からない。誰か戦闘力測るスカウター的なやつで、客観的に見てもらえませんか??
私はまた、息子に余計な声を掛けていませんか?
これ以上言っちゃダメの領域に踏み込んでいませんか?
親の圧を掛けすぎていて、不登校の瞬間まで苦悩に気がついてあげられなかったものだから、自信がありません。
明るく楽しく兄妹でその多様化学校に通えているビジョンは頭に浮かんでいるのに、どうやってそこまでたどり着いたら良いのかのビジョンが浮かびません。
経験者の親御さん曰く、
「こういう学校に来たいと思うのか、今は一人でいるのがいいと思うのか、元の学校に戻りたいと思うのかは本人次第」
「一番は明るく笑って生きなくちゃね。小4で死にたいって子どもに言われたあの頃を思うと、転職して他県から引っ越ししてでもここに来て、今は本当に良かったと思ってる」って。
いろんな気持ちと情報で、いま私の頭の中は整理ができません。
ぜんぶ理解はできるけど、一つにまとめられない。
この見学もまた一つのターニングポイントにするつもりだったんだけどな。考えることが増えちゃった(笑)
以前はこんな量の情報、簡単に頭の中でくっつけて、離してパズルのように、組み立てて、先に活かせていたのに。悔しいな。
適応障害恐るべし。皆さんもご注意を。なんとしてもココロは守って、ご自愛ください。追い詰めないで(自分を)
焦ったらいかん。
安心安全の基地を作るのが、今のわたしの役目なのだ。
(そうだそうだ)
自分に言い聞かせるのだ。
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