TRUE POME

バスケのオタクです

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最近の記事

524km先の北極星

走れメロスという話がある。 自身の死刑が確定した後、最愛なる妹の結婚式を挙げるべく、親友を人質にめちゃくちゃ走った男の話である。 この話は義務教育で出会った。当時、約8年前の私はこの話が心底嫌いであった。主要登場人物の過半数が、「信じる」という気持ちを判断材料に意思決定していたからだ。私は、情緒で動く彼らとは真反対のような性格だった。 そんな私が、524km先の、ほとんど知らないB2チームに移籍した推しを1シーズン応援した。あんなに嫌っていたメロスになったようなもの

    • プリティーロード開通

      3/9-10、静岡市中央体育館にてバンビシャス奈良vsベルテックス静岡を観戦しました。 私にとって、レギュラーシーズン最後の奈良の現地観戦。忘れられない大切な思い出を記録として綴ります。 経緯¦なぜ静岡へ? 笠井康平選手(以下 こへくん)を応援するため、足を運びました。 4月から社会人になる私。最初の1ヶ月は仕事に慣れることに集中するため、残りのレギュラーシーズンは現地観戦に行くことができません。(こへくんを現地で応援できない4月、気が狂うでしょうね^^) その

      • パレットには君がいっぱい

        2/17-18に、ロートアリーナにてバンビシャス奈良vs新潟アルビレックスBBを観戦しました。たくさんの夢が叶った2日間の備忘録です。 経緯¦なぜロートアリーナへ? 笠井康平選手(以下 こへくん)が在籍するバンビシャス奈良を応援するため、ロートアリーナへ行きました。 大きな目的は上記の通り。具体的な目的は、2つありました。 ① ホームでのリベンジ 今シーズン、私はホーム開幕神戸戦にて初めてロートアリーナを訪れました。ここからこへくんの戦いが始まることに胸を躍らせてい

        • 新米ブースターによるバンビシャス奈良雑感

          8年ほど宇都宮ブレックス一筋でオタクをしてきた私。昨季からどハマりした笠井康平選手(以下 こへくん)の移籍に伴い、今季から初めて宇都宮ブレックス以外のチームを兼任して応援することになりました。 それがバンビシャス奈良です。奈良ブースター生後4ヶ月の超新米ブースター私、もう既にバンビシャス奈良の虜です。毎月の現地で愛着マシマシでございます。各選手の印象を備忘録として雑感で恐縮ですが、まとめました。 あくまでも新米ブースターの個人的な印象なので、見当違いな文言があると思いま

        524km先の北極星

          シェフをお呼び

          1/21(日)、静岡市中央体育館にバンビシャス奈良のアウェイ遠征として訪れました。忘れないための備忘録です。 目的 笠井康平選手(以下:こへくん)を応援するためです。 観戦に至るまで この日まで、超えねばならぬことがありました。卒論です。ソーメニービックマグナムクリーチャーでした。 本当に終わるか不安で眠れない夜____は全然無く、ぐっすりすやすやスピピ丸だったのですが、不安で心がグラグラ揺らぐ日々でした。 なんとか提出できる形となり、無事1/21を迎えることができた

          シェフをお呼び

          寒中謁見

          12/18、福島県郡山市の宝来屋郡山総合体育館で現地観戦した備忘録です。 経緯¦なぜ福島へ? 笠井康平選手(以下:こへくん)を応援するためです。 ゆかりのある土地 長く栃木に在住している私ですが、生まれは福島県です。祖父母が暮らしていることもあり、何度か福島に来たことがあります。 私の中での福島の印象は「暖かい場所」です。まだ小さかった頃、降りしきる雪の中いつも手を繋いで隣を歩いてくれた祖母、寒いはずなのに心がポカポカになったのを今でも覚えています。はらはらと

          寒中謁見

          長岡白ユニリベンジ

          11/20・21に現地観戦した奈良vs新潟の備忘録です。 経緯¦なぜ長岡へ? 笠井康平(以下:こへくん)という男を応援しに行くためでした。 長岡白ユニリベンジとは? 今回の2連戦の目的である「長岡白ユニリベンジ」とは何か、述べていきます。 事の経緯は2022-23シーズン、今年の2月に遡ります。宇都宮ブレックスのアウェイ遠征として、長岡に訪れました。念願のアオーレ長岡。白ユニを着て躍動するこへくんを想像するだけで、新幹線で踊り狂いそうな高揚感を今でも覚えています。

          長岡白ユニリベンジ

          ドルアリ雑記

          10/28、BREXを応援するべく初めてドルアリに参戦しました。思ったこと、印象的だったことをまとめます。 まだドルアリに行ったことのない方、行ってみたい方にとって参考になれば幸いです。 ①立地 最寄りは名古屋城駅でした。駅から歩いてすぐの場所にドルアリはありました。名古屋城が近いことや、週末であることも相まって道中観光客が多いと感じました。 また、この日は宇都宮戦ということで餃子フェスなるものがやっていました。アリーナの横にある広いスペースに多くの屋台があり、賑

          ドルアリ雑記

          プリティートラベル初陣

          奈良に行きました。1泊3日の大冒険。たくさん感じたこと、絶対忘れないための備忘録です。 経緯¦なぜ奈良へ? 笠井康平という男を応援しに行きました。 以下、こへくんと呼びます。 移籍が決定した夏、遠くに行ってしまうショックで泣きじゃくった私。しかし、気づきました。 私が会いに行けば無問題では? せっかくならホームユニ姿を見たい。今季こへくんが戦う場所として選んだ【バンビシャス奈良】のホームに行ってみよう。そんな気持ちで奈良行きを決行しました。 思い出¦アリーナに行くま

          プリティートラベル初陣

          【人混み耐性ない人向け】Bリーグ試合観戦マニュアル

          このnoteは、人混み耐性がないものの、Bリーグの試合を現地で見てみたい!という人に向けたものです。 私の経験から、宇都宮ブレックスのホームゲームと仮定し、話を進めていきます。 ※多少の人混みは覚悟してください。混むときは混みます。 【そもそもどれぐらい人混み苦手?】 読んでいる方との人混み耐性の齟齬が生じる可能性があるので、簡単に紹介します。以下、筆者の人混み超苦手エピソードです。 それに加え、大きな音があまり得意ではありません。一見、Bリーグの試合観戦との相

          【人混み耐性ない人向け】Bリーグ試合観戦マニュアル

          丸亀製麺の刺客 肉うどん

          常夏サマーとか可愛い言葉で濁してる場合じゃない灼熱な某日お昼、私と両親はサッと外で食べることにした。2時間後に私のバイトを控えているためだ。BREXホーム通いと奈良アウェイ通いを両立する女に、休息をしてる暇などないのである。働け、馬車馬の如く____。 どこで食べる?と聞く母。大好きなハンバーグを提案しようと開口とした私を、母のデケェ声が遮った。 そういえば丸亀製麺の肉うどんうまかったな︎~~~~~~~~~!!!!! こんなノールックパスかまされたら、もう車内は丸

          丸亀製麺の刺客 肉うどん

          推しが移籍した

          推しが自由交渉に載った。レギュラーシーズン最終戦終了から、わずか5日のことだった。 移籍とは無縁だった私 私は7年間遠藤祐亮を応援している。つまり推しの自由交渉リスト掲載や移籍を経験せず、ここまで過ごしてきた。そんな私が今季は笠井康平という男に心惹かれた。目が離せないような人だった。 気づいたらありえない熱量で2人まとめて応援していた。2人が活躍すると嬉しさも2倍以上だった。来季も同じチームに2人ともいると思っていた。 だから、自由交渉リストに載るというLINEの

          推しが移籍した

          わたしの夢

          人生最大の夢 高校生の頃ぐらいから『宇都宮で暮らす』ことが夢でした。ブレックスがそこかしこに溢れる町で遠藤を応援できたならば、どれほど幸せだろうか?と何度も想像してはワクワクしました。絶対にこの夢を叶えると誓って、はや7年ほど経ち、私は大学4年生になりました。 3月から始めた就職活動を経て、私はこの夢を叶えることができました。厳密には、来年4月の社会人デビューと共に宇都宮暮らしが始まります。つまるところ、現段階では夢のスタートラインに立つ権利をもっている、という

          わたしの夢

          有明を歩む私たち

          2022-23シーズンが終了しました。ファン8年目として迎えたシーズンについて振り返ろうと思います。 今シーズン参戦成績 現地参戦回数と内訳は次の通りです。 ホーム14試合、アウェイ5試合の計19試合でした。プレシーズンゲーム2試合とEASL1試合を含めると通算で22試合BREXを現地で応援したことになります。 現地参戦数、最高記録更新です。保存しているゲームデープログラムを1つ1つ見ると、試合内容などをしっかり思い出して感慨深いものがありました。 また、ア

          有明を歩む私たち

          虹の麓を探す

          虹の麓(ふもと)ってどこにあるか知っていますか? 幼少期の私は知りませんでした。幼稚園生の私は、虹を外で見た時に「どこかに虹の始まりがあるかもしれない」と思いました。雀の涙程度の体力でそこかしこを走り回り、懸命に探した想い出があります。 結局その後、物心着いて虹の麓は観測不可能と知りました。今思えば、あちこち探し回ったあの時間は無駄だったのですが、紛れもなくあの時間は心が昂っていたのです。どこかにあるかもしれない、見つけたい!という気持ちで脇目も振らず駆け回っていました

          虹の麓を探す

          直進3億km

          バスケオタク生後7年ですが、ずっと私の中で「推し」という存在は、遠藤祐亮ただ1人でした。BREXを応援している身としては、在籍選手の活躍は嬉しいことに変わりはないというスタンスでした。 きっと今後も推しはただ1人であり、変わることも無く、増えることもないと思っていました。 そんな私の見通しをへし折るほどのスピードで現れた男がいました。笠井康平選手です。そんな彼のことを応援するきっかけになった過程を綴ります。 第1印象 2022-23シーズンを控えた夏、笠井康平選手

          直進3億km