ドイツ人の幼女に塗り絵を誘われた事案について

こんばんは

すえです。

今色々ありワシは、
国籍バラエティなゲストハウスに寝泊まりしています。

んでな僕のチェックインした日の
2日後くらいに、

ドイツ人の家族がチェックインしてきた。

名前はわからないけど構成は、

パパ♂(つよい)
ママ♀(つよい)
幼女♀(バカ可愛い)
チビ♂(立って歩ける有能)

この4フォースなわけだ。

ドイツ人🇩🇪といっても英語が喋れるわけで、
幼女のネイティブイングリッシュと純ジャパすえ🇯🇵は英語で会話ができる。これは最高だ。

ちなみにパパ♂は阿吽の呼吸で有名の「金剛力士像」にそっくり。

ママ♀はフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と「金剛力士像」を足して2で割った感じ。


そしてそんなパパ♂とママ♀の、
教育方針は【放任プレイ】一択。


まあ幼女はなんというか
幼女にして、いや幼女だからなのかわからないが、
天真爛漫な性格が既に出来上がっちゃってるわけだ。

その性格だからこそ、
ほかのゲストたちにおねだりして、
悪く言えば時間を奪ってちゃっかり遊んでもらっちゃうわけだ。
(可愛いからみんなに許されてハイハイ遊んでもらえる、味を占めたやつだ。)


“Hello? You do this.”
(なあ、これやってや)

こんな感じ。



そして今回の人柱は僕。
指令は塗り絵。

幼女はお気に入りの“プリキュア”のぬりえを片手に僕に悪魔の呪文をひとこと、

“Hello? You do this.”
(なあ、これやってや)

僕は可愛さに騙されてホイホイと遊んであげちゃうのだ。

んでな、まあ結論から言うと
普通に塗り絵して終わったんだ。

1時間半ぐらい拘束されたんだけど。

だから別に塗り絵の行為自体にオチはないんだ。

でも僕はね彼女の天真爛漫さの性格から、

ひとこと言われたことがあって。

これは日本人の僕からしたら頭をカチ割られるような、

ある種、衝撃が走った言葉だったんだ。

それをみんなに伝えたかった。




幼女♀にやれと言われた“プリキュア”の塗り絵のページには、左右全面に可愛い顔をしたプリキュアが4人。

既に幼女♀が中央2体を全面、緑色に補完。
(どういうセンスしてんねん。)

両サイドの2体を新たに幼女♀と純ジャパで塗るという構図だ。

さて純ジャパはプリキュアの肌を肌色で丁寧に塗り幼女を大人のフォースで圧倒したのち、ひとこと聞くのだ。



“Do I need to color as the same one?”
(こいつの服は他と同じくスカート緑にしたほうがええんやろかい)”

すると幼女はひとこと
“ WHY!!! NO SAME COLOR, THAT’S BAD!!!”
(なんでや!同じ色とか狂ってるで!純ジャパ!)

僕は聞き返しました。
“Why not? I mean, They 4 people are in the same teams, right? They should be colored as the same.”
(いやだってプリキュアは4人同じチームやし、同じ服着てないとおかしなことなるで)

うん、そりゃそうだわ。

納得すると思いきや、
幼女はすかさずこう答えた。

“THE SAME COLOR IS BAD, NOT FUN”
(なんでチームだから同じ色じゃなきゃならんの?そんなん誰が決めたん?関係ないで、純ジャパ。)

僕は、

ハッとしました。

プリキュアは確かにチームだけど、
同じ色の服を着てる必要なんてどこにもなかった。



十人十色という言葉があるように

みんなに個性があって


揃っている必要なんてない


個人をもっと尊重するべきだと。

彼女はドイツという国に生まれ、
既にこういう感覚なのかと。


逆に20年超日本に生まれ日本に育った僕は、
「チームは揃っていないといけない」
という統一主義に毒されていないか?


みんな同じ服を着て同じ仕事をして、
同じ電車に乗って同じ時間に帰ることが、




果たして自然なことなのか。




プリキュアと幼女からそんな問題定義を、
突きつけられた気がしました。


と、今書いてて思い出したんですが、
元々プリキュアってキャラによって色めちゃくちゃでしたね。

幼女が単純に正しいだけなのでは?

なんだこの話

おわり


p.s. 結局仕上がりはこんなん


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