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札幌で出会った魅惑の南インドスパイスカレー【Curry&Spice payokay】

記事を書いた人:旅するクリエイター・すーさん
神奈川県出身。全世界のステキな人やモノ・コトを伝えるライター。2022年に多拠点生活スタート、全国を旅しながら2023年に動画編集として独立。ライターとしても活動しており、インタビュー記事、地方取材記事などの執筆を手がける。全国のゲストハウスを巡ることが好きな32歳。

こんにちは。旅するクリエイター、すーさんです。

北海道の中心地札幌。ジンギスカン・みそバターラーメン・海鮮・スープカレーなど言わずと知れたグルメ豊富な街。

札幌でカレーといえばスープカレーが有名ですが、他にも本場インドを味わえるスパイスカレー店が結構あることもご存知でしょうか?

今回はその中でもイチオシのスパイスカレー専門店、Curry &Spice payokay(パヨカイ)についてご紹介しようと思います(以下、パヨカイ)。

札幌でのスパイスカレーの中でも五指に入るほど美味しいパヨカイ。

パヨカイは南インドのスパイスカレー専門店です。

インドのカレーと聞くとどんなイメージが出てきますか?
「辛そう」「味にクセがあって食べにくそう」
さらに南インドという場所自体あまり馴染みがないということも相まって、正直僕はそう思っていました。

パヨカイはそんな敬遠されがちな南インドカレーのイメージを変えてくれる、とってもステキなお店です。


南インドカレーって?

あっさりした味付け

そもそも南インドのカレーってどんなものなのでしょうか?

カレーの本場インドでは、北部と南部で作り方が全く違います。
インド北部だと香辛料たっぷり・バター風味のこってり辛い味付けに対して、南インドは魚介の出汁などを使用するさっぱりした味付け。北部と違って「ココナッツミルク」を使用しているのが特徴です。

南インドでよく見かける香辛料の市場。ここから美味しいカレーが作られる

さらに北インドの場合「ナン」を食べますが南インドは米が主食。カレーにおいてはナンではなく米と一緒に食べます。

パヨカイは南インドカレーがベースですが、なんと塩とスパイスのみの味付け。とてもシンプルな味付けですよね。
なのでこのお店では特にあっさり目のカレーを中心に楽しむことができます。

多種類のスパイス・具材を混ぜながら食べる

基本的に南インドのカレーは1皿に5~6種類もの具材を乗せて食べます。
最初は1種類ずつ米と一緒に具材を食べますが、次第に全種類混ぜながら食べます。

南インドのカレー。ワンプレートに5~6種類の具材を乗せて食べる

お店の雰囲気

パヨカイは古い建物をリノベーションしたお店で、お隣はゲストハウスWaya。
中に入るとウッドベースの温かみある内装で、よくあるインド料理店の雑多な感じとは程遠い雰囲気です。

このお店はインド人ではなく日本人の方が店主として切り盛り。北海道にゆかりのある方が経営しています。

食事自体はインドそのものを味わえるのに、お店の雰囲気は北海道のロッジを思わせる温かみある空間。このギャップにある種の不思議さと面白さを感じ、どんどんこのお店に興味を持つようになりました。

パヨカイの看板。南インドの異国さを醸し出している
中に入ると落ち着きある雰囲気。木をベースにしていて、北海道のロッジにいるような感覚
各具材とカレールーとの混ぜ方の説明。懇切丁寧に食べ方が書いてある

実際に食べてみた

いざ実食!
米・肉・野菜がうまく混ざりあったカレーは辛すぎず、ほのかな酸味が口に広がります。

塩とスパイスのみのシンプルな味付けが、具材そのものの旨味を引き出しています。

僕自身友達と食べに行ったのですが、思わず喋ることも忘れてしまうくらい食べることに夢中に。気がついたらすぐに完食していました。本当に美味しかった。

すっかり南インドカレーの虜に!

ここに来れば、「辛い」「クセが強そう」といった南インドカレーのイメージが180度変わること間違いなし!

このお店を建てた経緯についても、店員さんがお話してくれました。

店名のpayokay(パヨカイ)とはアイヌの言葉で「旅をする」という意味だそう。
自分自身旅が大好きで、北海道にしっかりと足をつけて、その土地で愛されるお店づくりを目指したとのこと。北の大地に縁深いアイヌの言葉で表したそうです。

南インドカレーをベースに、塩とスパイスのみで仕上げるオリジナルカレーです。
ぜひ札幌に行かれる際はこのお店で味わってみてはいかがでしょうか?

アクセス

〒062-0902 北海道札幌市豊平区豊平2条4丁目1−43
📞070-4452-3127
地下鉄東西線 菊水駅から徒歩10分
定休:月曜 それ以外は不定休
営業:11:00~17:00(16:00LO)


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