オードリー若林さんの本を3冊読みました

オードリー若林正恭さんの本を3冊読み終えたので紹介します。

社会人大学人見知り学部卒業見込

2008年のM-1グランプリをきっかけに「社会」に参加することになった若林さんの、疑問や苦悩と発見の日々。

忙しくなってからも、「オードリーは今年で消える」なんて言われていたからなんとか頑張らなきゃと地方の仕事帰りの新幹線で「ああでもないこうでもない」と考えていたぼくの斜め前の席で、相方はPSPでゲームをしていて何かが上手くいかなかったのか、肘掛けを拳で叩いていた。ぼくはそれを見てもっと強い力で肘掛けを叩いた。

社会人大学人見知り学部卒業見込

斜めうしろから半身だけ見えるピンクベストの男を想像して噴き出しました。実際は私服だとは思うけど。


表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

資本主義ではない国へ。キューバ旅行記。

なぜなら、東京でのぼくは自他共に認めるインドア人間であるからだ。
もしかしたら、出不精ではなくて東京に行きたい所がないのかもしれない。出掛けたい所があることって、人を幸せにするんだな。セントラル公園の前の人通りがまばらになった。サンダルの音を響かせながらホテルの部屋に戻り、ベッドに入る。
「明日も、まだ行ったことがない所に行ける」

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

旅行はコロナ直前に行ったっきりなので、これを読んでどこか遠くに行きたくなりました。行ったことがない所に行きたい。


ナナメの夕暮れ

アイドルの顔を見分ける気がなくなったり、絶対やらないと思っていたゴルフを始めたり、おじさん(大人)になっていく。

冷笑主義者が、なぜ冷笑し続けるかというと自分が冷笑されることに怯えているからだ。冷笑は竜宮城だ。温度の高いものに、外野から冷や水をかけ続けて自分では何もしない。そして、ふと気づいた時には白髪だらけが成れの果てだ。近頃、気づかないうちに出る杭になる時に必ずかけられる冷や水に怯えていたのかもしれない。

ナナメの夕暮れ

ひとりでプロレス観戦に行くそうです。アマゾンプライムで見れる「有田と週刊プロレスと」を見て、いっときプロレスに興味を持ったのを思い出しました。生でしか味わえないものがあるんだろうなぁ。一度は行ってみたい。




「冷笑・嘲笑」は3冊通して出てくるキーワードです。頑張っている人をバカにして笑う、そんな目線(または自分)との戦いの3冊かもしれない。笑いは、「たまにクスっと」って感じですね。どれも面白いですが、一冊だけ挙げるなら「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」がオススメです。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?