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詩が生まれそうな夜は

詩が生まれそうな
そんな夜は
お気に入りのカフェのコーヒーが
飲めない日だったりする

だからなんとなく
違う小道を歩いて
ふだんは気づかなかった
店の灯りの柔らかさに
ゴキゲンになってくる

この時間にここを歩くことないよね

景色が違うからか
私の背骨が軽やかだからか
詩が生まれてくる幸せ感が
満ちていく

どんな言葉を紡ごうとも
今のこの笑顔に勝るものなどない
若い頃には予想もしなかった
力が私の中にある

もしかしたら
これが天と地の間にいるものの
伸びていく快感なのだろうか


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