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高校の文化祭でのクラスの出し物の話 2年生 科学実験編

こんにちは、これが84本目の記事となったすうじょうです。さて、今回は自分の経験や思いを語るエッセイです。内容は、タイトルの通りで私の高校時代の記憶について思い出しながら話していきます。
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私は、進学校より下のレベルの高校に通っていた。その高校での実際の話です。私の学校は、勉強に力を入れていたが、行事にも力を入れていた。自称進学校に多いような、いわゆる「文武両道」を目標として掲げていた。

そんな行事のうち、運動会についてはまたいつか話すことにして、今回は文化祭について話していく。1年生のときは入学したてだったので、ほとんど見て回る程度くらいしか参加していなかった。正確には、合唱をしていた気がするが、実質その程度のものだったので省略させてほしい。ちなみに、文化祭は2日あって、2日目については一般の方や保護者も参加できた。

まずは、2年生の時の話だ。2年生になると、初めて主体的に文化祭に参加できる。その時の選択肢としては、クラスで劇をやるか、教室で展示などをやるかという2択だった。よく、アニメやマンガであるような食べ物を出す出店は衛生的な問題があり、手続きが面倒なのでクラス単位ではそもそもできない。まあ、商業高校かなんかでは学業の一環としてやっているかもしれないが、うちは普通科の高校なので無理だ。そこで、私たちのクラスが選んだのが科学実験だった。高校の生徒も楽しめるし、何より外部から来た中学生や親子が楽しんでくれるではないかと見込んで行ったと思う。これは実現するのは割と簡単な環境にあった。よくテレビで芸人が受けているテスラコイルに似たもので摩擦の静電気で電気が発生するものが、古くはあったが、学校の実験室に眠っていた。さらに、担任の先生が物理の先生(かつて下の記事で書いたG先生のこと)でかつて勤めていた進学校とのコネで液体窒素が入手できる(お金はもちろんかかる)ということだったからだ。

↓ 摩擦の静電気で電気が発生するものの類似品(Google検索より)

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さらに追加でスライム作りも数量限定で行うことにした。あと、空気砲も白い煙を箱に充満させてした気がする。整理すると、2年の文化祭で私のクラスは、科学実験で液体窒素、空気砲、スライム、静電気を行った。当日の具体的な内容は以下の通りだ。

静電気

私のいるグループが担当で、紙コップ2つの間に銀紙を挟み、その銀紙に静電気を帯電させ、数人で手をつないだ状態でその端の人が銀紙を触ると、ちゃんと手を繋いでいれば全員電気がビリビリと走るというものだ。これは、もちろん自分たちで事前にテストしていたので、いいことなのか分からないが、静電気に対して精神的に少し慣れることができた。結果としては想定通り、生徒にとても人気だった。何回か人数調整のために電気を受ける輪の中に入っていた気がするが、まあ慣れていた?からそんなに怖くなかった。こんなテレビのようなことが高校でできるなんて夢のようだったと思う。

液体窒素

ここでは、液体窒素を用い複数の実験を時間ごとに行っていた。液体窒素が来たときは、「本当にできるんだ!」という実感があった。だって、大きな入れる用のボトルのようなものと、実験用の入れ物を持ってきていたからだ。

↓ 液体窒素の入れ物(本番はこれに似たものだった)の断面イメージ(Google検索より)

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そして、実験内容は安全のために、主にクラスの人がしていて、以下のものだった。

定番のバラを凍らせ、手でバラバラに(もちろん、実験をする人は手袋をする)
スプレーで袋に入れた酸素を凍らせ、液体酸素(うすい青色)を作る
マシュマロを入れ、その冷たいマシュマロを参加者に配る
カラーボールを入れ、その後地面に投げつけ割ってバラバラに(音も「パンッ!」と鳴ってすごかった)
細長風船を入れると、縮む

最後があったか微妙だけれど、たぶん、上の内容であっていると思います。参考として、市岡元気先生が登場したQuizknockの動画を埋め込みます。

私たちの実験で使った液体窒素をためるための透明な容器はこの動画とほぼ同じものでした。ちなみに、この動画を初めて見たとき実験の経験から現物を見たことあったので、液体酸素が青色だと正解しました。

この実験は、親子や学生は基本的に生で見るのが初めてなので盛り上がりました。

空気砲

あまり、説明することがないけれど、さっき書いたように白い煙を小さな段ボール箱に充満させて、飛ばして的に当てれば得点のような感じだったと思う。まあ、静電気と液体窒素と比べるとインパクトが小さいが、人気だったと思う。

スライム

説明はあまりないが、簡単に言うとスライム作り体験で、作ったものは持ち帰れたと思う。自分自身は、小学校のときに作ったことがあったので新鮮味がなかった。親子に人気で、すぐに材料がなくなっていた気がする。

まとめ

これが、高校2年生のときに私のクラスで行った科学実験のほぼすべてです。一応、これを1つの教室でスペースを分けて行っていました。思い出してみると、カオスですが、豪華でしたね。静電気に空気砲、液体窒素、スライムとやるなんて。ちなみに、常にだれかが教室でいて、交代制で回していました。そうしないと、他のクラスの展示や劇が見れませんからね。私は、静電気のコーナー以外に廊下で(洋服店のような)客引きとして、「静電気!液体窒素を使った実験!スライム作りなどを〇組の教室で行っているので是非お越しください!」などと勝手に言っていました。全体的に盛り上がって、生徒や外部の方を合わせてかなりの人数を動員したと思います。まあ、開催側として楽しんでもらえてうれしかったです。

こんな本格的な?ことが文化祭でできるなんてすごいなと当時思いましたし、周りにも「すごかったね」と言われました。そして、これはnoteのネタにできるほどに、一生の思い出になったと思います。しかし、冒頭で愚痴ったのに反して現実として、2年生の時のこのクラスの出し物はアニメやラノベ、ドラマの舞台の高校の中でしそうな内容になっていましたね。読んでいる人で、文化祭で充実した思い出ができなかった方には申し訳ない思いです。もっと豪華な文化祭が、他の高校であるかもしれませんが、こんな出しものを私の学生時代にやったということを言っておきたくてこれを書いています。現在は、貢献者のG先生(イニシャルではない)が異動したので、そこまで大規模な科学実験はやっていないと思います。あのとき、あのクラスでしかできなかったのではないかと今になって思います。

3年生の時の話は、また別の回でしますが、そのときは展示もので準備が大変なものでした。なんだったかはネタバレになるのでまだ言いませんが・・・

これが高校生での青春のようなものですね。恋愛はしなかったもので・・・

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以上、私の記憶を伝えるエッセイでした。では。

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