タチ
タチ寄りリバ
リバ
ウケ寄りリバ
ウケ

皆さんはこの文字列の意味が分かるだろうか。

きっと自分の周りの人なら、大多数は分かると思うが（笑）、

一応説明しておくとこれはゲイのポジションを示したもので、

タチ=攻める専門
タチ寄りリバ=受けもできるが攻め多め
リバ=どちらもできる
ウケ寄りリバ=攻めもできるが受け多め
ウケ=受ける専門

といった具合。

ゲイ業界では、不思議なことに水は低きに流れるがごとき必然的なポジションの流動がよく見受けられる。

なぜかタチがウケになっていくのだ。

最初はバリタチ(完全にタチ)だった人が、
数年経ってみるとバリウケになっているというパターンを飽きるほど見てきた。

みんな抱かれる快感に目覚めてハマっていくんでしょーか。

しかし、自分はこの現象を「彼らが潜在的に持っていたウケの気質を開花させただけ」と分析している。

一生生粋のタチというのももちろんいるだろうけど、
ゲイの中の大多数はウケの要素があるんだと思う。

ま、逆も然りだし、なんならノンケ男性も然り、だと踏んでいる。（笑）
ノンケからゲイになった人って大体がウケになるもんな。

以前、同性に目覚めたて、すなわちノンケ寄りのバイだった子がバイ→ゲイ寄りバイ→完全ゲイになっていく様をリアルタイムで見ていたことがある。
さらにその過程でポジションもタチ→リバ→ウケと変化していった。

「タチ寄りリバ」とか「ウケ寄りリバ」とか言ってる人たちのほとんどは完全ウケに流れ着くのだ。

また昔、よく会っていたある年上の男は「年下スリム好きのバリタチ」だった。

私のことを「好みのタイプど真ん中」とかなり気に入ってくれていた彼とは色々あって疎遠になってしまったが、
数年後に偶然ゲイアプリで見つけた彼のプロフィールは「年上マッチョ好きのバリウケ」になっていた。

何が彼の嗜好を180度変えてしまったんだい！？！？

気になって仕方なかったが、現在の彼のタイプのどの条件にも当てはまらない自分が今更会ってもらえるわけはないのでそっと足跡を消した。

えてして、タチはいずれウケになる傾向が強い。
自分流に言えば、ウケ素質を開花させる者が多い。

能あるタチはウケ(素質)を隠しているのである。

今、バリタチを自称している自分の周りのゲイの人たち。
彼らもいずれリバに、そしてウケになっていくのだろうか。

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