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母と喫茶店でのんびりと(4月29日の日記)



10時起き。
この日は祝日で、お休み。

朝から死ぬほど元気な母と犬に、
早く起きろと催促される。辛い。

休みなんだからゆっくり寝かせてくれよ〜、
と世の中の親父みたいなことを思いながら
渋々起き上がる。

この日は夜勤の日。
夕方に出勤すればいいのでそれまではフリー。

ということで、前々から母と
この日は喫茶店に行こうと話していたのだった。


母は家中の布という布を
洗濯機にかけていたらしく、
とりあえず起きてすぐに大量の洗濯物を干す。

寝起きで洗濯物を干し終えた私は若干疲弊し、
普段よりのんびり身支度をしていたら
11時を過ぎてしまった。

というわけで、
そのまま目的の喫茶店まで車を走らせる。

そこは私のお気に入りの喫茶店。

ついこの間、妹もここを開拓したようで、
そのインスタのストーリーを見た母が
ママもここに行ってみたい!と言うので
私と一緒に行くことになったのだった。

本当によく晴れていて、
ドライブしているだけでも気持ちがいい最高の天気。
この時期の外は本当に気分が良くなるな。

近くの商店街に車を停め、
そこまでの道のりにある数々の素敵なお店を
物色しながら喫茶店まで向かう。

日差しがもう夏っぽいね
質屋さんにて。笑
良い小路


この商店街は本当に魅力的なお店が多い。
魅力的なお店も多いし、魅力的な小路も多い。
とにかく大好きな町。
歩いているだけで、毎回何か新しい発見があって。

質屋さんや雑貨屋さんを覗き見しながら
目的の喫茶店に辿り着くと、
若い女子の4人組グループがすでに
店の前で並んで待機していた。満席なのだ。

相変わらず混んでいるなあ。

この日は祝日だけれど、
ここは休みの日もこんな感じで常に混んでいるし、
平日もサラリーマンでいつも満席だ。

町の愛され喫茶店である。

昔っからやっている喫茶店だけど、
創業は何年になるのだろうか。
とにかく私が幼い頃からやっているのは間違いない。


母はパフェに目がないタイプの人間なので、
お店の前のショーケースを眺めながら
ママは絶対にパフェ食べたい!!!と
子供みたいなことを言っていて笑ってしまった。笑

母が幼い頃、近所のお姉さんに
ファミレスでパフェをご馳走してもらってから
ずっとパフェというもの自体に
信仰があるようなのだ。

よほど美味しかったんだろうな。笑

30分ほど並んで待ったあと、
ようやくお店の中へ通される。

私たちが入った後も
お客さんがどんどん勝手に入って来てしまうので
お店のお母さんはいつにも増して
てんやわんやだった。


カウンターがもはやカウンターの役割をしておらず、
洗われず仕舞いのお皿たちでごった返していて、
相当忙しいことが伺える。

大変だなあ。
これも飲食店にとっては嬉しい悲鳴なのだろうか。

でも、毎日毎日こんなに忙しかったら
私ならお店を辞めたくなっちゃいそう。

そんなことを思いながら、
私はいつものミートソースを注文。
母はナポリタンを選んでいた。

デザートはパフェではなく、
プリンアラモードをふたりで一緒に食べることに。

ここのランチタイムは、
パスタとサラダとドリンクのセットで
580円なのだからびっくりしてしまう。

流石にもう少し値上げした方が良くないか?
こんなに愛されているのだから。

と勝手なことを思うが、
それがこの店が愛される理由なんだろうし、
安くみんなに美味しいものを食べてほしい
というのが店主さんの信念なんだろうしな。


実際、こんなに安くて感じの良い喫茶店が
職場の近くにあるのなら、
私なら絶対毎日通ってしまう。
ここに通うサラリーマンの気持ちが、
痛いほどよく分かる。

とくに今はコンビニ飯より安く済むだろうし、
この値段で出来立ての美味しいパスタが
食べられるなんて本当にすごいことだ。


しばらくして、パスタが運ばれてくる。

ほかほかと湯気がたっていて、
まさに今作りたて、ということがすぐに分かる。

ナポリタンとミートソース


大盛りで頼んだ覚えはないのに、
麺の量があまりに多くて笑ってしまった。

大盛りと間違えたのかな?とも思ったけれど、
これがデフォルトの量だったような気もする。笑

まあどちらにせよ、
私はたくさん食べられて嬉しいので
全部ありがたくいただいた。(母も)
本当に、いつ来てもとっても美味しい。


社会人になって、最近は特に
お金をわりと自由に使えるようになったけれど、
いつも高いご飯ばかり食べていて
こういうご飯を美味しいと思えなくなってしまったら
それこそ人生の終わりだと私は思う。

高いお店の料理はもちろん
全てに拘っている分美味しいんだろうけれど、
こういう誰かの心のこもった料理を
いつまでも美味しいと思い続けて生きていたい。


パスタでだいぶお腹が膨れたが、
その後にアイスティーとプリンアラモードが
容赦なく運ばれてくる。
(もちろん、頼んだのは私たちなのだが。笑)

きらきらつやつや

ああ、喫茶店のプリンアラモードとは
どうしてこうも美味しいのだろう。

こういう昔ながらの喫茶店にくると、
私はこういうデザートが無性に食べたくなる。
それこそ、母の幼い頃のパフェの記憶を
継いでいるのではないかと思うくらいに。笑

パフェを食べたがっていた当の母も、
この「ザ・喫茶店のプリンアラモード」
を食べられてご満悦のようだった。

よかったよかった。笑


満腹でお店を後にしたあと、
また商店街を駐車場の方まで逆戻り。

で、行きの道で見つけた服のセレクトショップに
ふたりして吸い込まれる。笑

女の店主さんが、ここにある全ての服は
私がフランスかイタリアに赴いて
直接買い付けた一点ものなんです、
とおっしゃっていた。

全然知らないブランドだらけだったけれど、
どれも上質そうですごく素敵だった。

気になったパンツを試着し、
店頭に飾られていた真っ白のバッグも
ついでになんとなく持ってみる。

ああ、可愛い。なんと可愛いのだろう。

パンツはめちゃくちゃ形が綺麗で、
足の長さが1.5倍くらいに見える。(本当に)

いやあ、高い服って違うんだなあ、
と思いながら即購入を決意。

こういうとき、私の決断力はガバガバである。
とにかく一目惚れに弱い。笑

パンツと一緒に持ったバッグも可愛かったので、
そちらも迷うことなく購入。

可愛いっ!


東京でこれを買うと
業者を通すのでプラス2万はかかります、
と言われて、めっちゃお買い得じゃん!!!
と思ってしまう自分は騙されやすいのだろうか。笑

まあでもとにかく、良い買い物をした。
やっぱり買い物って楽しいな。
私は、自分の一目惚れには
基本的には逆らわないようにしている。
(でも値段をあまり見ずに即決したら、
お会計が7万円を超えていて流石にびっくりした笑)

ちなみに、母も店員さんにまんまと乗せられて
シャツを2枚買っていた。親子だなあ。笑

そんなこんなで、
こんなにこの商店街にいる予定じゃなかったのに
めちゃくちゃ時間を食ってしまった。


急いでふたりで家に戻り、犬に再会。

夜勤に入る前に、
車でいつもの公園に行き犬の散歩へ。

母と犬
疲れて抱っこされる犬


この公園はお花見のときも犬と一緒に来たが、
この前よりも緑が増えていて
違う色のチューリップが咲いていた。

やっぱりとっても良い眺め。

良い景色っていうのは、
眺めて歩いているだけで
本当にストレス解消になるなあと思う。

犬は、ここ数日連続でお散歩に出ているからか、
たちまちバテてしまって
すぐに母に抱っこを求めていた。
本当に可愛いなあ。

みんなで家に戻って私は夜勤の準備をし、
母と犬に挨拶をして夜勤へ。

今日は病棟が埋まっているから暇ですね、
と日勤の人に言われるも、
結局ものすごく忙しくて面食らってしまった。

だったら最初から忙しいことを
覚悟していたほうがよかったな、と思う。笑


まあそんなわけで、
なかなか充実した1日だったなあ。

友達と過ごすのも恋人と過ごすのも好きだけど、
家族と過ごすのもそれと同じくらい大事な時間。

いつも近くにいるから後回しにしがちだけど、
こういうふうに両親とのんびり過ごす時間は
人生であと何時間残っているだろう?

そう考えると、大事にしなきゃだなあ、と思う。

とくに親は、いつ何があっても
おかしくない世代に入って来ている。
親がいつまでも元気だと思ったら、
それは大間違いなのだ。


近くにいるからといってないがしろにせず、
こういう日もたまには作って
親孝行したいなと思った1日でした。

綺麗!

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