Fumiya Suzuki

上越教育大学教職大学院を修了しました。いまは公立中学校教員です。個別最適かつ協働的な学…

Fumiya Suzuki

上越教育大学教職大学院を修了しました。いまは公立中学校教員です。個別最適かつ協働的な学びを実現する社会科の学習をめざしています。単元計画や評価基準の設定と開示、学習プランづくりなどに取り組んでいます。

最近の記事

47 「学力」って何?

私にとって「学力」とは、「未来を創る力」だ。 それは、時に協働的問題解決力にもなるし、主体的に学ぶ力にもなる。 言うなれば、未知の状況にもあきらめず、あらゆる手段を用いて解決をめざし、人生を歩もうとする力である。 決して、受験に通過するためだけに、知識を詰め込むことを指すのではない。 けれど、学習者が目標を設定し、そこに達するために主体的に学び、資料を読み取る技能を身につける。適切な選択肢を判断する。 これも立派な「学力」の要素ではないか。 学習者の願いを実現させるために、

    • 46 矢印の向きは自分

      2/25 備忘録として。 先日、後輩への指導についての案件が、モヤモヤとした形で終わってしまった。 そんなときに、恩師の「努力」についての投稿が。 「そうだそうだ、もっと頑張れ!」 なんて、偉そうにも後輩に思ってしまっていた自分がいた。 おれが20代の時には…と、Z世代からは敬遠される思考をしたとき、ふと思った。 自分はなんで、先生を頑張ろうと思えたのだろう、と。 答えは簡単。 格好いい諸先輩方がいたからだ。 子どもへの眼差しの熱さ、子どもを輝かせる授業力、柔

      • 45 スタンダード

        金曜日からの授業構想を練る。 単元は、欧米諸国の近代化と開国。 この単元では、Chromebookを封印する。 改めて、指示、説明、発問、確認、指名、机間指導など、授業における基礎的な技術を習得することができているか確認するため。 最近は、Chromebookや生徒の意欲に助けられ、技術を磨くことを怠りがち。 金曜日からの単元の記録を、しっかりとろうと思う。

        • 44 大阪にて

          12/26 生徒の応援のため、初めての大阪へ。 バレーボールもおもしろい。 幕間にて、大阪城周辺を散策。 ここで、豊臣秀頼が自害したのだなと、歴史に思いを馳せる。 戦国の城を感じる。 思いの外、穴は小さい。 江戸時代以降、築城技術の向上により、石垣ではなく、これだけ大きな岩を活用することができるようになった。 備前岡山藩から、大阪まで、これだけの岩をどのように運んだのか。 授業の構想が湧き出てくる。

        47 「学力」って何?

          43 働き方改革

          9/18 私は、教師の見かけ倒しの働き方改革に反対です。 業務量が多すぎる。だから、減らせ。 定時退勤は素晴らしい。だから、業務を減らせ。 その働き方改革は、何のため? 業務量が多すぎて、子どもと関わる時間が確保できない。授業を考える時間が足りない。丁寧な評価ができない。だから、不必要な業務は減らすべきだ。 定時退勤をすることで、心身ともにリフレッシュし、次の日にまた笑顔で子どもと関わることができる。だから、不必要な業務は減らすべきだ。 これなら、分かる。 いつの間にか、

          43 働き方改革

          42 学習指導案の意味

          7/19 昨今の学習指導案簡略化の流れに抗いたい。 近年、学習指導案をつくるときには、論文を書くつもりで臨んでいる。 この単元の目的、生徒の実態、手立て、成果と課題。紛れもなく実践論文になりうる。 学習指導案には手を抜きたくない。

          42 学習指導案の意味

          41 単元展開の必要条件

          7/16 本当にそのとおりだなと思う。 単元案をつくる際の道標となる。

          41 単元展開の必要条件

          40 何を育てたいのか

          1/31 一日一投稿(怠けて後日尻拭いをすることもありましたが…)を始めて、ついに一ヶ月。 飽き性な自分がよく続けている。 だから、今日はぷちあにばーさりー。 いま、私が教育をとおして何をめざしているのか。 この投稿を作成している只中、友人のTwitterスペースを聞いている。 そこで聞いたのは、「子どもから感謝されたい」という承認欲求を教師なら誰でももっている、ということ。 その承認欲求も、その主張も否定はしないけど、私はそれ以上に「楽しみたい」が強い。 楽しむために

          40 何を育てたいのか

          39 頭のカルテ

          1/30 うーん。私は記録派だな。 大切なことは、記憶だろうが、記録だろうが、子どもを見る視点をしっかり持ち、継続して見続けることだろうと思う。

          39 頭のカルテ

          38 何でも教材

          1/29 家族で動物園へ。 こういう説明を見ると、ついパシャリ。 つい授業で使えるかもしれないと思ってしまう。 果たして、この素材はいかに料理することができるか。 アフリカ州? 現代史? SDGs?

          38 何でも教材

          37 感嘆の書

          1/28 今日の最後に、尊敬する宗實直樹先生の本書の感想をば。 青盤「理論編」でも感じだが、宗實先生の深層にある知識や学びの底知れなさを、そして自らの無知を思い知る書であった。 本書に書いてあるとおりに実践を進めても絶対にうまくいかない。いや、それだとこの書が悪いように聞こえてしまう。正確には、うまくいかせる自信がもてない。 だから、より多くを知らなくてはいけないし、自分なりにチューニングしないといけない。 そして、自らの授業実践の浅さを痛感するのだ。 9年目で、少しずつ仕

          37 感嘆の書

          36 教師の役割

          1/28(1/27) 新居への入居準備というか、引越し準備も進めつつ、学びも。 今年度は、単元内自由進度学習や学び方の選択制、単元の問いづくりなど、子どもの自由度を高める学習活動に取り組んでいるが、本当にこれまでの授業準備とは比較にならないほどしんどい状況である。 子どもの自由度を高めれば高めるほど、教師の負担は増える。 しかし、子どもの学びは質が高まる。 それが今年度の実感だ。 子どもの学びの質の高まりを、どうにか客観的なデータで示せるようにしたい。

          36 教師の役割

          35 点と線

          1/28(1/26) またもや停滞。情けない。 ルーティンにできるよう頑張ります。 KP法を活用した知識の伝達 協同学習による互恵的な学び合い 明確な評価規準の設定と明示 Chrombookを活用した個別最適な学び 思考ツールによる学びのまとめ テキストマイニングを活用した振り返りの振り返り 今まで学んできた「点」が、ここにきて「線」になってつながってきた気がする。 宗實直樹先生のご実践を感じ取れる『社会科「個別最適な学び」授業デザイン 実践編』のおかげだと思う。 先達

          34 学習指導案の意義

          1/25 ようやく本来の日までたどり着いた。 学習指導案を軽視する風潮が確実にやってきている。 働き方改革、教員の負担軽減など、様々なお題目のもとに学習指導案から遠ざかろうとするのだ。 しかし、私たちの一丁目一番地は「授業」であるはずだ。 それなら、学習指導案を軽視するのはおかしいと思う。 社会科に限った話ではない。 私たちの授業実践は、先人の達人教師たちの歩みの上にあるものだ。 それらを尊重するためにも、学習指導案には引用参考文献を明記すべきなのだ。

          34 学習指導案の意義

          33 評価の転換

          1/25(1/24) 引き続き、記録をば。 それこそが本来の評価であるはずなのに、受験という壁が知識偏重の学力テストや成績に味方する。 受験で学力テストなんていらない。 卒業研究に中学校3年間を通して取り組み、その出来栄えを各上級学校に評価してもらう。 これでいいのではないか?

          33 評価の転換

          32 学習とは

          1/25(1/23) 引き続き、記録をば。 情報の獲得の仕方、部品の様々な組み立て方は教えてあげるべきなのだと思う。 その中から、子どもたちが選択して、自分自身の学び方を創り上げていく。

          32 学習とは