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#252 不都合な男女平等

僕自身、男女平等にはわりと理解のある方だと思っていて、

そりゃ女性にしか子供が産めないとか、男性の方が基本的には筋力が多いとかそういった抗えない違いはあるものの、
なるべく男だからこうあるべきとか、女だからこうあるべきみたいなのは思わない方だと思っています。

男だって家事をするし、女だって外に出て働けばいい。
過不足を補い合うのが夫婦だし、家の中で誰が何をするかに対して性別なんてのは本来関係ないはずだ。


そんな自分が最近歯医者に通いながらふと思ってしまった。

歯科助手さんって、おっさんだったら嫌だな。と。



そういえば歯科助手という職業は昔からほとんどが女性だと思う。歯医者さん自体は男性も女性もいるけど、助手となるとなぜか女性しか見たことが無い。

男女平等に寛容であるならば、当然”歯科助手”という職業に対しても男性(それは若くてもおっさんでも)であってはならない理由などない。これは紛れもない正論。

しかし、
口の中に手を突っ込んであれこれされる相手として、おっさんだったらやだなと思ってしまった。これは素直な感情として。

この(女性の方が好ましいという)感覚は、男だから生まれるものかと思いきや、女性の側からしても歯科助手がおっさんだったら嫌だろう。


感情とは正直なもんで、いくら正論であっても素直に受け入れ難い何かがそこにはあった。確かに。



こんな感情が生まれることもなく、おっさんの歯科助手に対しても無関心でいられるようにならなければ、
真の男女平等社会とは言えないのかもしれない。

実に奥が深い。






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