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戦争。「ならぬものは、ならぬ」は子どもに通じない

お昼に、一瞬映ったニュースから、
6歳の双子は「戦争」という存在を知りました。

そこで、戦争がどういうものか伝えた話。

卍易風水師、
時々はちみつ代理店、
双子男子の母、澄恵です。

「ならぬものは、ならぬ」は通じない。

「ならぬものはならぬ」
大河ドラマ『八重の桜』で
会津の人材育成の指針として知りました。

でも「ダメなものはダメ」って
上からの一方的な強制力みたいな、
個々の判断を一切許さない感じに
違和感
を覚えます。

そもそも子どもには
「ダメなものは、ダメ」と
説明しても納得してもらえません。
(ついつい言っちゃいそうになりますが)

(会津の指針は否定していません。
 会津が背負わされた歴史を思うと胸が痛くなります)

「おもちゃを勝手にとっちゃだめ」

児童館などで
「他の子が遊んでいるおもちゃを、
 勝手にとっちゃだめ」
ということも、
子どもが納得できるよう、
一つ一つ順番に伝える必要があります。
うちは、こんな感じ↓

「遊んでいたおもちゃを、突然お友達に取られたら、どう思う?」
「せっかく遊んでいたのに、びっくりするし、悲しいよね」
「だから、人のおもちゃも勝手に使っちゃいけない」
「遊びたいときは『貸して』と言ってから、借りようね」
「お友達に貸してと言われて、貸したくなかったら『今遊んでる』と言えば良いよ」

って、こんなに丁寧に教えたのに、
お友達に「貸して」と言われた時、
無視して遊び続ける双子よ・・・。

そして、恥ずかしくて
お友達に「貸して」と言えない双子よ・・・。

良いも悪いも、時代や国によって変わる

ユダヤ教やキリスト教の十戒である
「殺してはいけない」

人殺しについては、
ダメなものはダメ、と説明しやすいです。

でも、戦争になると、急にOKになります。
むしろ、たくさん殺した人が英雄になる。
そして、敗戦後は、
兵士が人殺しと呼ばれることさえある。

良いも悪いも、
時代や国によって変わります。

昔のフランス女性は、ズボンを履くことが
法律で禁止されてたそうです。えー。
レティシア・コロンバニ『彼女たちの部屋』

「好き嫌い」を基準に、子どもに伝える

子どもは「良い・悪い」の基準がまだありません。

子どもに説明する時は
「良い・悪い」という判断軸よりも
「好きか、嫌いか」「うれしい、悲しい」
という方が、伝わりやすい
です。

「好き、嫌い」を戦争に当てはめて考えると

やっぱり、人殺しも、戦争も、私は嫌いです。

双子には、このように説明してみました。

例えば、パパが殺されたら
ママは悲しくて、殺した相手に腹が立ち、その人を殺したいと思う。
でもその人を殺したら、
今度は、その人の親か子どもが
ママを憎いと思うでしょう。
そしてママを殺しに来るかもしれない。
もしママが殺されたら、悲しいし、
腹がたつでしょう。
今度はその人を双子が殺しに行くかもしれない。

殺すのはダメ。
死んだら悲しいでしょう。

でも、戦争がダメなのは、
殺し続けて、憎み合い続けるからだよ。
憎しみが終わらないから。

双子は「うん」と納得してくれました。

谷川俊太郎『へいわとせんそう』

とはいえ、これだけではまだ難しいかなぁ。

谷川俊太郎さんの絵本『へいわとせんそう』が
戦争がどのようなものなのか
子どもに伝えやすいと聞いたので、
今度、双子と読んでみようと思います。

大河ドラマ『八重の桜』で
「ならぬものは、ならぬのです」
という綾瀬はるかさん、強くて、可愛かった。

TBSドラマ『義母と娘のブルース』で
「ならぬものは、ならぬのです」
と会津の指針を言ってくれた綾瀬さんに(脚本に)、
またグッときました。

(マニアで、すみません・・・)

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