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WaymoとUBERの連携サービスが開始へ

自動運転/ロボタクシーでCruiseと並ぶ2強であるWaymoがUBERと連携したサービス提供をフェニックスで開始したとのことです。UBERで配車依頼すると一定の地域/確率でWaymoロボタクシーが配車されるようになります。
UBERは一時期研究開発を行っていましたが、Waymoとの訴訟であきらめた経緯を考えると業界の動きの速さには驚愕です。

1;UBER/Waymo連携

 10/26からWaymoとUberはフェニックス(アリゾナ州)で連携を開始、Waymo展開地域内でUber配送を予約した顧客はランダムで自動運転が配車される可能性が!!
 WaymoはLAやSF等の大都市を中心に複数都市で自動運転サービスを展開。フェニックスの展開地域は225平方㏕、Waymoは空港送迎サービスも実施している
 Waymoのサービスは他地域より発展しており、UBER送迎をリクエストするとランダムで無人運転車が配車される
 Waymoはアリゾナ州で長らく事業を展開、5年前に同州チャンドラーで初めてWaymoOneを開始。最初は有人運転でその後2年前から完全無人運転のWaymo車が導入された

2;UBERでのWaymo車利用

 UBERユーザはUberX,UberGreen,UberComfort,UberComfortElectricを呼び出し、利用可能な場合には乗車適合するWaymo車を確認する必要がある。
 WaymoOneユーザはアプリ経由で直接WaymoDriverに連絡することも可能
[特徴]
・有人タクシーと無人タクシーの料金は同一設定
・UBERが利用者とWaymo車のマッチングした場合、APPはWaymo配車通知を発して顧客はWaymo車の乗車可否を選択できる
・UBER配車ではWaymo-Oneへの追加登録は不要で、特段の手続き(アプリDLやUBERでの追加設定)も不要
・Waymoでの送迎希望の場合は、Uberアプリの[乗車設定]機能で[可能性を高める設定]にチェックを入れる
[無人乗車を受け入れた後の導線]
1;Waymo車が送迎に最適な場所をUBER決定
2;顧客は当該地点まで移動
3;車が到着したらアプリでロック解除
4;乗車して出発

3;その他

 UBERは2020年に部門売却したものの、過去にCA州/AZ州の両方で自動運転技術部門を運営していた。売却の背景には企業秘密をめぐるWaymo/Uber間の訴訟が含まれており、一部の訴訟はまだ進行中…

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