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Waymoが高速でのロボタク実証を開始へ

Waymoがフェニックスにおいて従業員限定ではありますが高速道路を利用したロボタク事業の実証を開始するとのことです。
一足飛びに事業を進めるのでなく徐々に実績を積んで、その中で信頼性を安全性を獲得していく進め方は学ぶところが多いなと。

1;高速でのロボタクシー実証byWaymo

 1月後半にWaymoは高速道路でのロボタクシー実験を開始する予定であることを1/8にリリース。
 フェニックス(AL)の高速道路での従業員送迎に限った形での運用をまずは行い、最終的には一般顧客にも拡大する予定。スケジュールは未定で安全性やオペレーションを確実にするのが先とする
 高速道路を利用することでの顧客体験/利便性向上が見込まれ、高速道路でのロボタクシー実験に重きを置く
 フェニックスでは高速道路を使えば空港-市街地の所要時間が約半分になり、他都市でも同じことがいえる

2;Waymoの着実な進め方

 最終的に一般顧客へのサービス提供を目指すが、段階的に事業展開/技術検証を行って段階的に展開拡大を行う
(23/12)
 フェニックス空港の送迎エリアでのドロップオフ/ピックアップ提供を開始
(23/11)
 自社の自動運転車をUberアプリで予約/利用可能にする改修を実施
(23/06)
 自動運転トラック輸送の事業検証/事業化から撤退、ただ、トラック輸送実証もアリゾナ州で行われ、検証での知見は今回の高速道路xロボタクシー事業に活用
 
 事業拡大/実装に向けて規制当局や地域コミュニティと連携して進めることで信頼性を獲得することも重視。リリースではこれまでの[CA州/AL州での配車実績]や[高速道路でのトラック自動運転実績]等を掲げる
 23年は乗用車x高速道路x自動運転の取組を段階的に強化。特に規制当局との連携により、特定事象対応についてベストプラクティスを取りまとめ、社内で技術対応を実施。
 運用環境とシステム機能の連携を包括的に理解し、構造テスト/シミュレーション/公道実証の段階プロセスを通じ、技術/運用を継続反復する

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