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美しく生きたい(耽美と憂鬱ルーティン)

人形のように、永遠の少女でいたい。

7:00 

悪夢から目覚めます。毎日悪夢しか見ません。だいたいどれも舞台は学校で、他の皆は目に見えないルールで動いていて、誰も自分のことを理解してくれない、独りぼっちだ、誰か助けて、という夢です。もう起きたい、起きさせてと思って起きます。

8:00(うまくいった日)

抗うつ剤を飲んでランニングに行きます。1キロぐらい走るとおなかが痛くなってコンビニに駆け込みます。ごめんコンビニ。まじごめん。

8:00(うまくいかんかった日)

そのまま二度寝します。11:00まで起きません。


鏡を見る。肉がついていて、醜い。もう少女じゃない。待ってよ!

11:00

いろんなサイトのアンケートに答えてポイ活をしたり、タイピングの練習をします。
ぬいぐるみや球体関節人形で遊びます。
憂鬱を抑えるために推しの映像を見ます。韓国アイドルが私、大好きです。
♡NewJeans
全員が少女・お人形のような顔立ちで美しい。ハニちゃん(サムネイル)が推しです。顔がタイプ。
この「Ditto」は音楽自体も、ダンスも素敵だけど、1998年イメージで意味深なMVがたまらない。
全人類に見てほしいな。


理想と現実が乖離しすぎていて、人に会う、それぞれの瞬間で自分が2人に分裂する。

13:00

動けそうだったら自転車で古着屋や、公園、放課後等デイサービスに行きます。
道中、ぼろぼろの家を見て、なんて惹かれるんだろう、とじっくりみます。
廃墟とぼろぼろの家は似ているようで、少し違った美しさがあります。
植物に侵食され、誰も住まなくなった廃墟は、人間の建物や生活が自然に淘汰されていく、崩びゆく様の美しさ。欲、俗、そういったものを優しく葬り去るの美しさ。
つぎはぎのトタン屋根で中もごちゃごちゃしたぼろぼろの家は、泥臭い人間の俗の象徴。崖っぷちで苦しみながらも必死にもがいて生きる、の美しさ。
私は、ぼろぼろの家を見ると、とっても優しい気持ちになります。ぼろぼろの家、人間、本当は大好きです。慈しみ。
自分のこともそんな風に愛せたらいいんだけど、なかなかそううまくはいかない。

植物、廃墟を優しく覆う蔦のような少女になりたい。

16:00

筋トレをします。
最近、腹筋が十字に割れてきました。効果がすぐ出るから腹筋はやめられません。筋繊維を痛めつけることに快楽すら覚えます。この筋トレ、なかなかいいです。

筋肉は欲の象徴?禁欲の象徴?禁欲もまた欲?

18:00

風呂に入った後は、かならずスキンケアをします。化粧水は極潤の赤(冬用)、乳液代わりのジェルはメラノCCのジェルです。メラノCCのジェルは柑橘のいい匂いがします。
この二つを使うと、朝までしっとりしたお肌を保てます。そしてニキビも減ります。
皆さん、ニキビの原因はたいてい保湿不足です。覚えておきましょう。

美しくなりたい。

21:00

家にいると死にたくなるから徘徊します。夜の街は色とりどりで美しい。スキップスキップ。

美しいものに囲まれて生きたい。

24:00

ロゼレム錠というお薬を飲んで、寝ます。ロゼレム、薔薇のような夢という意味だけど、あれは嘘。それとも、薔薇には棘があるという隠喩?

27:00

いつもこの時間にいったん目が覚めます。今度こそちゃんと寝ます。本当は、悪夢さえ見なければ一生目覚めたくない。悪夢のせいで目を覚まし、生きています。
でも、やっぱり美しく生きたい。自分が、誰かの目に美しく写っていればいいな。
本当は、人間はそのままで美しいってことを知っている。もう十分美しいよって自分で自分を抱きしめられたらいいんだけど。

楽に生きるのは数学より難しいね。
さようなら。ごきげんよう。またいつか。

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