戦闘力がマイナスなので防具だけは整える話-すずころ日和 復職視野-
こんにちは。皐月です。
今日もお寄りいただきありがとうございます。
何度か読んでくださっている方はご存知かと思いますが、私は現在休職しています。
ほとんど書いたことないのですが、今も通院しています。
休職は子どもが学校に行けなくなったことをきっかけに、結局家庭や仕事など全てのバランスが取れなくなって私自身が崩れてしまったから。
仕事はそれなりにやりがいもあったし過去に夫が死にかけた経験もあって、共働きをずっと選択していた自分。
子どものために働いているのに、その子どもが求めているときには仕事でそばにいてあげられない矛盾。
頭の中はもうグルグルしてダメだった。
ただ、もともとは家で過ごすことは好きだしお金に不自由しないならばずっと家にいたい願望もあって。
自分の中の優先順位は口には出さないけれど家庭が一番。仕事はその次。
休職をきっかけに「もう辞めよう」を何度も考えたし、あとは夫にどう切り出すかをずっとシミュレーションの時間ばかり占めていた。
彼は「仕事を休む」ことももともと反対派。たださすがに今回こんな状況になった時は「しかたない。もう休んだほうがいいよ」と理解はしてくれた。
でも辞めることに関しては絶対に口にしなかった。それとなく「仕事を辞めた場合」話をしてもスルーされたし、何度も休職延長になっても体調のことは聞いてはこない。たまに聞くのは「いつ復帰するの?」「延長になった」「そう」そんな会話だけ。
ずっと対等な私たち夫婦。
それは同じように私が稼いでいるからで。
「働かない私は価値がないの?」
空気から感じる無言の復職が当然の圧力。
聞くのが怖くて、怖くて何度も言葉を飲み込んだ。
わかっている。
激務の職場で働く彼。残業は当たり前の仕事量。彼だって、辞めたいと思いながらも働いていることを知っている。
彼もある時期に明らかに様子がおかしくなったことがあった。
当時の部署は残業が100時間は当たり前。
その時は迷い続けたけれど、会社のヘルプに電話した。幸い信頼できる方に繋げてくれ、別の方向から助けが入った。半年後「あの時は明らかにおかしくて怖かった」と話をしたら「駅に入ってくる電車は減速はしてるから死ねないのかな」とずっと飛び込むことを考えてたらしい。
心底ぞっとした。
今は異動しているが、相変わらず忙しく家族のために働き続けている彼。
家族の生活を全て自分が背負う、というのはさらなる重圧となるのだろう。
結局、時間が経っていってとりあえず一度は復職しようと思えた。
2月に復職に失敗したけれど、幸いまだ期間を延長できた。その間は再び子どもが不登校気味になって、私も精神的な揺れが激しくなっていたので結果としては延長してよかったと思う。
そんな色々を経て、今。
子どもは無事に進学し、新しい学校に緊張しつつも楽しそうに登校してくれている。子どもが学校に当たり前に行ってくれている。友人もできて、楽しそうに。
これがこんなにも自分の気持ちを上向かせてくれている。安定というのかな。
「働こうかな」そんな気持ちがある。
復職。
色々考えた。多くが私を病んだ人とみるだろうな、とか。
ズル休みしていたんじゃないの?と思う人もいるだろうな、とか。
以前と同じようで違うであろう職場。
やはり正直怖い。
仕事ができるだろうか、という不安もある。
両立できるだろうか。また潰れたりしないだろうか。
こればかりは、やってみないとわからない。
撤退は可能なのだ、と言い聞かせて。
もう潰れそう、そう思ったら次は辞めよう。
命にはかえられない。稼ぎは減っても当面はどうにかなる。
とりあえずは復職する。
なので、仕事面ではマイナスからのスタートとなる自分。
せめて安心できる備えはしておきたい。
そこで戦闘力がマイナスでも、防御力だけは高めるべく戦闘着=防具の点検を行った。違和感なく仕事場に溶け込むことは、我が身の安全安心となる。
長くなったけれど、クローゼットの中身を夏服に入れ替えがてら全て試着してみた。
以前断捨離をして、大量に服を処分したので予想以上にクローゼットは余裕があった。「明らかに仕事を意識して選んだ服」を捨てる行為。
そんな他人目線で選んだ服を処分したので、ザ・仕事服は正直黒いスーツくらい。(オールマイティなので1着残した)
さて、どうしたものか。
試着して気がついたのは、やっぱり少し太ったという事実。2キロ増くらいなのだけれど、ズボンやスカートが微妙にキッツイ。
お分かりいただけるだろうか。立ってると大丈夫だけど座ると苦しい、サイズ感。
なんせ普段はジーンズ2本で過ごしている。細身なパンツやタイトなスカートはラインがピチピチで見苦シイネ、コレ。。
他人軸で選んだクローゼットはやめよう。
そう思って行った断捨離。以前のようには戻りたくはない。でも防御力はあげたい。
ワンピースが好きな自分。
それをウエストマークして、カーディガン。
これはどんな場面も最強だと思っている。
黒のズボンもお気に入りが2本ある(エドウィンのハタラクロはあらためてその美しさに感嘆。ボタンの黒さも良い!)
スカートも2枚ほどすきなものがある。
足りないものは、半袖のシャツまたはブラウス。
これだけだな。
普段も着れて気分もあげてくれて、かつ仕事中に身を守る安心感をもてるもの。1枚あれば足りる。買うべき品は意外なほど少なかった。
ゾゾタウンで高いものから見ていく。長袖でも可なのでこれもチェック。
うーん。ピンとこない。
ブラウスかシャツを見つけよう。とりあえず、長袖はあるので急がなくても大丈夫。
クローゼットを全チェックできる量になっていたのは、嬉しかった。
動きやすくかつ身綺麗にみえるものも週5イケるセットを着てみて作った。
ぱっと職場のトイレで鏡に映った時に、大丈夫じゃん?私。
そう思える洋服に守ってもらおう。
戦闘服は整えた。いけるぞ、自分。
そう、気分も防御力も上げていこう。
出陣は?はい、もう少し先だけど。
とりあえずの防具の準備完了。
なんだか、ちょっと前向きになれた。
服のパワー。やはりあなどれない。
今日も最後までありがとうございました。
作れる安心は、進んでつくろう。
備えれば憂いは少し減る。
ま、そんな感じで。
では、いよいよゴールデンウィークですね。
やっとこさのお休み!お仕事の方は稼ぐぞ!の心意気で。
よい週末をお過ごしください。
皐月
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