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ミモザに惹かれた今年の春-すずころ日和 危険な花-


こんにちは。皐月です。
今日ものぞいてくれてありがとうございます。

さて、ミモザ。
あなたはご存知でしたか?名前でピンとくるかな。

黄色い丸い可憐なお花。

実は先日の久しぶりにデパートをウロウロしていた時に

とても、気になるお品があった。

可愛いな。

目を惹く華やかさ

普段洋服はシンプルなものが好き。
アクセサリーも然り。
でも、たまに。ピアスだけは大振りなものをつけたりする私。

花のモチーフ。
はっきりとした色のものも。

どちらもいつもの私なら惹かれないもの。

だけど、気になる。
店員さんに声をかけて、そっと手に取り鏡で合わせてみる。

可愛い。

でもでも。あまりにも普段のテイストと違う。
印象的だし、きっとすぐ飽きる。だめだめ!!

そっと戻した。

可憐

一月経っても未だに思い出すミモザのアクセサリー。なぜ、こんなに惹かれたのだろう。

「ミモザの花」の黄色。コロンとした形。

手に取ったアクセサリー自体がとても好き、というよりもミモザの花に惹かれたような気がしている、のもあのピアスを買っていない理由。

ミモザとは?

そこで、国際女性デーでは象徴として扱われていることを今年初めて知る。
恥ずかしながら、私は全然知りませんでした。
「国際女性デー??」
「なぜミモザ??」

3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。女性の権利と政治的、経済的分野への参加を盛り立てていくために、1975年に制定されました。記念日に選ばれた3月8日は、1904年にアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こした日。

国際NGOプラン・インターナショナルサイト 引用

イタリアでは、3月8日が「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)=女性の日」とされ、春の象徴である黄色いミモザの花を、男性が母親や妻、同僚の女性などに日頃の感謝や尊敬の気持ちを込めてプレゼントする慣習があります。今では、この「国際女性デーに男性から女性へミモザを贈る」というイタリアの文化が世界中に広まっています。

国際NGOプラン・インターナショナルサイト 引用

今から約120年前に、権利向上を求めて女性が立ち上がった日。
この日を祝日としている国もあるそうです。知らなかった。

春の花。そして国際女性デーの象徴。

それでミモザモチーフのアクセサリーが売られていたのか。
しかし、毎年あったのかな?
たまたま今年作られたのだろうか。

国際女性デーをイメージしたものでした
※アクセサリーの写真はヴァンドームサイトより


そんなこんなでミモザが気になるわたし。

先日、義理の母が遊びにきた。
義母は月に2回ほど花を習っていて玄関にはいつも素敵なアレンジを飾っている。

「ごめんね、明日の花のレッスンのライングループから通知が多くて。返事に気が付かなかったの」
「大丈夫ですよ。花のレッスンの前日にそんなに通知がくるんですか?」 

コーヒーを飲みながらの茶話タイム。

「先生がこのお花でやりますよ、とみんなに事前に通知してくれるの。そうすると、色々な人が『家にこの花が咲いているから持っていきますね』って入れてくるのよ」
と。そうなのか。さすが田舎だ。
各家庭、庭に花が咲いているのか。

その中ででてきた「ミモザ」

「ミモザ持ってくる人もいるみたい」
「ミモザって庭にあるんですね」
「あれはねー。ダメよ、庭に植えたら。もうすごい勢いで根を張るから。塀とかにもばーっと。それでいて、幹が弱いから台風とかで折れて飛んだりするの。面倒くて危ないのよ」

義母から、かわいいけれど絶対に植えたらいけない花だと学んだ。


可憐な見た目。
それでいて生命力強く庭や塀に広がり手間がかかる。そして主幹はもろくて危険。

なんだろう…
ミモザ=女性の象徴。

ピッタリな感じがして、ゾクっとした。


そんな休日の午後。
可憐でコロンとして素敵なお花。

それだけじゃない、ミモザ。

いいかもしれない。嫌いじゃない。
ニヤリ、とした義母との珈琲タイム。

あなたはミモザ、お好きですか?
ミモザをプレゼントする習慣がある外国。
花の背景を知った上で、好きな方へ贈る。


うん、いいと思う。
だって、一筋縄じゃいかない。ですものね。


ではでは、また。
本日もお付き合いありがとうございました。


皐月


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