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インタビューのコツ&著名人の方のインタビューの申し込みの仕方から段取り、フリーランスライターの新しい仕事のつくりかた


編集ライター業を20年以上行っている、すずきです。

今回は、まだインタビュー記事を書いたことがないフリーランスライターの方に向けて、インタビューのいろは的なコツと、新しい仕事の獲得につながる方法、著名人インタビューの段取り仕込みについてお伝えしようと思います。

この記事を書こうと思ったのは、

インタビュー記事を書いたことがないフリーランスライターの方から相談されたことがきっかけです。

昨年末に1人、今年の2月に1人、最近になって1人。現在3名の方にインタビューのやり方を指導しています。


指導というとえらそうですが、まだフリーランスライターとして2、3年目の方で3人ともインタビュー記事は未経験。いずれ著名人の方のインタビューもしたいとのことで、取材の申し込みの仕方も知りたいとのこと。


ネットで検索してもいまひとつ、現実に落とし込めなかったようで、わたしに相談することになったという経緯です。


これまでわたし自身は、のべ2000人以上はインタビューしてきました(例えば3月は20人を超えています)。

ひとつひとつ経験を積み重ね、肌感覚で学んできました。過去には、内々でライター講座を開いたりして、勉強会を開いたりもしたのですが、現在は、なかなか勉強会を開催する時間がなく休止中。

個別に相談があった場合のみ、その都度、指導をしていたのですが、さすがに今回、あまり間をあけることなく、立て続けに3人を教えることになって初めて、

「インタビュー初心者のための極意的な資料をまとめておけばよかった」と反省。

で、今回、3人の方に教えている中で、即、実戦に活かせるインタビューノウハウがあれば、仕事の幅も広がるし、収入アップにもつながるきっかけになると思いました。

私自身も、慣れから、おざなりになっている部分を見つめなおせる機会になるんじゃないかなと思っています。そういう意味ではインタビュー経験者にとっても振り返りの時間になるかもしもしれません。

インタビューは生ものです。 

インタビューされる側は、ときにその日の状態によっても伝える言葉や表現が変わることがあります。またインタビューする側も同じです。人対人。人の心は揺れ動きます。

だからこそ活字にするときは慎重になる必要があり、同じことを伝えるにしても、どの言葉をチョイスして表現するか吟味する必要があります。

さて、フリーランスライターの方に向けての新しいお仕事の作り方ですが、

まず、インタビュー記事が書けると新しい仕事の幅は広がります。

また、インタビューをするための人選からアポイントメント、撮影スタジオの選定と手配、当日のディレクション・・・

こういったことまでマスターできれば、執筆料に加えて、ディレクション料がプラスされるので、フリーランスライターとしての仕事の幅はぐっと広がり、それは収入アップにもつながります。

また仕込みができるようになると、インタビュー以外の仕事にも活かせるので自身の能力も発展し新しい仕事を獲得しやすくなるはずです。

改めて発信者はこんな人。タレント文化人、スポーツ選手から一般の方々までのべ2000人以上のインタビュー記事を構成執筆してきた、すずきがお伝えします。
今回の記事でわかること。インタビューのいろはと、有料noteで、著名人をインタビューするときの段取りから仕込みの方法、新しい仕事を獲得するための、実戦に即、活かせるインタビューの段取りを紹介しています。今現在、リアルに私がやっている仕事のやり方です。


著名人であれ一般人であれ、インタビューする姿勢は同じ。相手をリスペクトし、へんに媚びることなく、対等に。人対人、一期一会を胸に、いつもインタビューを楽しめるように心がけたいなと思っています。

まずはビギナー向けにインタビューの『いろは』を7つ取り上げました。              

とても当たり前のようなことなのですが、

ここがわかっていないと、ミスにつながったり、インタビュー相手と信頼関係が築けなかったり、原稿の精度に差が出てしまいます。

7つのいろはの後に【有料note】も用意しました。約16000文字です。

インタビュー原稿の書き方に関しては、ネット検索すれば学べる記事がたくさんあるので、ネット検索して読んでもらえたらと思います。

わたしが今回有料noteにおまとめしたのは、私自身が普段、インタビューの仕事でやっている段取りを紹介しています。

アポとりから、インタビュー、執筆、校正まで実戦するための、インタビューの段取りです。また、著名人の方へのインタビューの段取りから仕込みまでも紹介しています。

執筆だけでなく、ディレクション料も今後獲得していきたい、フリーランスライターの方に向けての参考になれば幸いです。

無料で読めるいろはも、約7500文字あります。こちらは飛ばし読みでOK。気になる項目をチェックしてもらえたら幸いです。

ビギナー向け、フリーランスライターの心構え的な内容にもなっています。


ビギナー編・インタビューの7つのいろは

ここでは実体験も踏まえた、インタビュー中の心構えとなる7つの項目をあげました。ビギナー用です。

①約束の時間は厳守、遅れる場合は分かった時点で即、連絡


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基本中の基本ですが、約束の時間は必ず守ることです。当たり前じゃん!と突っ込まれそうですが、これ、実はそうでもないんです。

電車の遅れや、たとえば朝、急におなかが痛くなったなど、突然のトラブルはよくあるもの。

ここで大切なのは、遅れそう…とわかった時点ですぐに連絡すること。これができない方はけっこう多いんです。

だって、もしかしたら間に合うかもしれないから。

だからけっこうぎりぎりまで連絡することためらって粘る方、多いんです。みなさんも経験ありませんか?(笑) わたしはしっかり経験があります。

涼しい顔で無事に5分前に到着して、連絡しなくてよかったとほっとしたこともあれば、遅刻したことも。

ライターとしていく場合は、わかった時点で連絡をいれたほうが、その日の担当者は安心します。またはカメラマンに伝えておく、ひとりの場合は取材先への連絡です。

まぁ、ほんと、どんなトラブルがあるかわからないので、早めに到着して近くのカフェでお茶をいっぱいいただくくらいの余裕をもって出かけたほうが安心ですね。

いまではわたしは早めに入ってお茶をしています。取材前に気持ちを落ち着かせて頭を整理する時間も、インタビュー前のよい準備時間です。早めに入れば、電車の遅延にも対応できます。


②ご挨拶、いきなりインタビューはNG、まずは場を温めましょう


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インタビュー時間は限られているのですぐにインタビューを開始したいところですが、少しご挨拶の時間をとることも大切。

本日時間をとっていただけた御礼、自己紹介、改めて企画とインタビューの内容についてお伝えして、少し場を温めてからスタートです。

まずは簡単に自己紹介

「本日はお忙しいところインビューにご協力してくれてありがとうございます。記事をまとめさせていただく担当の〇〇です。普段は〇〇や〇〇などのお仕事をしています。

初対面のかたには少し自分のことをお伝えすると相手もどんな人がわかって安心です。

インタビュー当日は時間が限られているので、事前にメールでご挨拶をしておくことをおすすめします。

個人的には、がちがちのビジネス文章よりもやわらかい雰囲気で、人柄をお伝えできる内容にしておくと、相手の緊張も少しほぐれると思います。

また当日、質問する内容もそえておきます。                

事前に質問する内容をお伝えしておかないと、相手もインタビューになれていないケースもあるので考えをまとめておいてもらう準備期間が必要です。

これをしておかないとインタビュー当日、話が渋滞する要因のひとつになります。


自己紹介のワンポイント

わたしの場合ですが、例えばインタビュー相手が獣医さんだったら、犬を飼っていたことをお伝えします。何か、関連するエピソードや共通の話題があると場が温まるきっかけになると思います。出身地が同じでもよいですね。

仕事の実績に関して、そのときのインタビュー内容に関連するものがあれば相手への安心材料になるのでひとこと添えています。

たとえばホテルのブライダルフェアの取材であれば、以前ホテル紹介の記事を執筆していましたとか、ドクターへの取材であれば、以前医療系のホームページで執筆しましたなどです。

③録音機材は事前にチェックしておこう


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「ではさっそくインタビューをさせていただきます、ICレコーダーをまわさせていただきます」

で、インタビューがスタートするわけですが、、、ICレコーダーのトラブルは避けたいもの。

事前に録音チェックをしておきましょう。2機用意をするのもあり。

じつは一度、わたしはトラブルを経験しています。

本当に当時はあせりました。ほぼ撮れていなかったんです。そのときはある程度知っている相手だったので、インタビュー中のメモ書きと記憶をたどりにまとめることができましたが、まったく知らない専門分野の相手だったらアウトだったと思います。

いつもインタビューは一期一会の心づもりで挑んでます。

相手の時間をいただいてお話を聞かせてもらっているので、トラブルがあったからといって、あとでまた同じ話を聞くことはできないと思って挑むのが大切。

機器類のトラブルはないように、事前チェックは大切です。

また複数人いたり、雑音が入るところでインタビューを行うこともあるので、インタビュー相手の声がちゃんと拾えるように機器類をそろえておくことも大切ですよね。

わたしの場合ですが、2機の設置と、必要に応じてマイクをつけるのと、インタビュー中に、きちんと録音がされているかも適宜チェックしています。

④脱線しても話の腰はおらない


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インタビューしていると、ときに脱線することがあります。時間に限りのあるので、脱線ばかりだとあせりが出ますが、相手の話の腰はおらないことが大切。

せっかく気持ちよく話されているなら、それはそれでインタビューの場が温まっている証拠。

いちど話が終わったら軌道修正。または脱線中は少し雑談を楽しんで、脱線話からインタビューに戻せる話題につなげて、軌道修正します。

ライターとして参加していると、つい、インタビューしながら原稿を頭で書き始めてしまうことがあるのですが(笑)、

そんなときは自分自身も軌道修正して、なるべく場の会話を楽しむことを心掛けています。仕事なんだけど、その場の会話を楽しむ。これが一番大事にしていることかもしれません。

⑤自分のひとり語りは避ける


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インタビューに慣れていない方や、初対面で緊張してしまう方などいろいろいらっしゃいます。

緊張をほぐすためにも、自分の話を入れることも大切。でも自分ばかり話しすぎもNG。相手に話してもらえるきっかけになるよう自身の話も入れていきます。

相手が口下手で話がのらないときもあるので、そんなときは私の場合は●●なのですが、こんなことありますか? というように自分の話を入れつつ質問をしていくと、相手が自分の話を思いつくきっかけになったり、先にインタビューアーが失敗の話をすると、相手も自分の失敗談も話しやすくなったりするものです。

適宜、自分のエピソードを入れることは場の空気が緩むきっかけにもなり効果的です。でも自分の話が多すぎると、これもまた失敗。

初期のころあったわたしの失敗ですが、自身が緊張しすぎていたこと、また相手から話を引き出したくて自分の話のボリュームが多くなってしまったことがあります。あと、相手の話に共感しすぎてつい、話してしまったとか。

ときに、一緒に同行しているスタッフが話すぎるケースもあります。

おしゃべりが多い同行者と行く場合は、事前に同行者に注意したこともあります(笑)。これも原稿を守るため。

インタビュー原稿の精度が落ちるほうがフリーランスとしては大問題です。

インタビュー前後に時間があれば、もちろん、おしゃべりを楽しんでもいいのですけどね。


⑥重複の質問は相手の信頼感を奪う、でもわからない部分はスルーせず、しっかりと聞く。


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まだインタビューに慣れていないと、緊張からか、同じ質問をリピートしてしまうかたがいます

わたしももれなく、若かりし頃はそうでした。

頭ではわかっているんですよ、でも会話が止まったときに、ちょっとしたあせりから事前に用意した質問項目を見てつい口走ってしまったという。あー、さっき聞いたのにと心の中では大反省。

同じ質問をされると、相手は不安になるものです

「さっき話をしたのに、この人、聞いていないの?」って感じ。

こういうミスは限られたインタビュー時間には痛手。短いインタビュー時間でも信頼関係を築くことが大切なので、きちんと話を聞いている姿勢ってとても大切になります。

重複を避けるために役立つのが簡易メモ。

大事な部分はメモをとることでインプットしやすくなります。ただ、メモ魔になりすぎも注意が必要です。下を向いてメモばかりとっていると、相手の表情がわからなくなります。

わかりにくい部分や理解できなかった箇所、再度確認したい項目は「さきほどの質問と重複するかもしれませんがもう一度、お伺いします」「確認ですが」など言ってから、聞くこともあります。

たぶんこういうことだろう…という推測は危険。インタビュー時は、自身の感情はフラットでいること。

その場で分析したり、自分の考えを入れてしまうのは間違った解釈をしてしまう危険があります。微妙なニュアンスだったときは、自己判断せず、必ず、その場で確認をとることを大切にしています。

⑦寝不足もNG、インタビューは頭はフル稼働


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インタビューの日は寝不足NGです。

インタビュー中は頭はフル稼働。今聞いた答えを頭の中で整理して、次の質問につなげたり、話題が広がったらそこをさらに深堀する。

リアルな場面場面で、臨機応変に対応していく必要あるので、少しも聞き逃せません。

かといって質問することばかりに気を取られると、インタビュー相手を置き去りにしてしまうことがあります。心構えとして大切にしたいことは、目の前の相手との会話を楽しむ姿勢です。


有料noteについて


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※購入時のご注意※

すでにインタビュー取材で著名人から一般の方々まで、ご自身でアポとりをし、撮影や質問などをご自身で用意してインタビュー記事を執筆している方は、参考にならないと思いますので購入をお控えください。

またネット検索事足りている方、執筆のみで、アポとりをはじめとする段取りを自身で行う必要がない方も購入の必要はないと思います。


※こんな方におすすめ※

リアルな実体験を聞きたい方、ご自身でまったくインタビューのアポとりをされたことがなく今後、ご自身でインタビューの段取りをしたい方。

著名人のインタビューの段取りをしたい方、アポを取る際の企画書を見たい方、信頼関係を築くヒントが知りたい方、リスクを減らすコツを知りたい方、隣のヒトのリアルなお仕事を見てみたい方に。

事前の段取り、アポイントメント、撮影ディレクション、インタビューとフルパッケージで仕事を請け負うことで、ライティング料だけでなく、ディレクション料もプラスすることができるはずです。

リアルに即、実戦できるようにおまとめしています


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このまま即、実戦で活かせるようにおまとめしています。私自身が今現在、行っているやり方です。

これまでインタビューの段取りをした経験がない方、何度か経験したけどうまくできなかった、段取りがわからなくて壁にぶつかった・・・という、フリーランスの方で、周囲に相談ができる相手がいないという方に向けておまとめしました。

今後、まじめに取り組みたい、本気で仕事の幅を広げたい方に購入してもらえることを前提に書いています。会社運営している同業者の方の購入は控えていただければ幸いです。

有料noteでは、実体験をベースに、リアルに私自身が行っている企画書のサンプルも紹介します。

過去の例ではなく、今現在、リアルにやっているやり方や取材依頼書などで、有料noteにさせてもらいました。

フリーランスライターであっても、取材の申し込みやインタビューのアポとりをお願いされることは多々あります。

そんなとき、すぐに誰かに聞けないフリーランスの方もいると思います。 

私自身、はじめての仕事や慣れていない仕事がくるたびに、トライ&エラーを繰り返し、遠回りもしてきました。

経験は大事ですが、段取りにおいて、正直、遠回りする必要はないと思います。

そんなところで時間をかけるのはもったいない。

どうせ時間をかけるならリサーチや質問内容、シュミレーションに時間を使いたいですよね。

少しでも時間のショートカットに役立ててもらえたらうれしいです。


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またネットで検索すると、いろいろなインタビュー記事の書き方やヒントなど、ノウハウ情報が出てくるので、まずはネットで調べることをおすすめします。

こちらのnoteはリアルな隣のヒトの仕事のやり方を見てみたいな・・・という感覚で見てもらえたらうれしいです。

※購入希望者がわたしが想定した人数を超えた場合は、価格設定を上げるまたは、非公開にするかもしれません。ご了承ください。


【有料noteの内容】

インタビュー前の事前準備/失礼がないインタビューの申し込みの仕方/著名人にインタビュー依頼する場合の企画書の作り方/謝礼は?必要経費は?事前に確認/撮影場所、インタビュー場所の決め方(おすすめ撮影スポット例)/時間について・裏技的、コロナ禍対策も兼ねた時間短縮方法/執筆後の校正依頼について・リスクヘッジと相手との信頼関係を築く方法/指名されるライターテクニックのひとつ/記者としてのマナー/実際のインタビュー記事からどんな質問で、どのくらい時間を要したのか、具体例を紹介/インタビュー時のいろはの続き。心構え&相手との信頼関係を築くテクニックとして2つの項目を追加

※2021年3月末日時点 16000文字超

※今後加筆、誤字脱字など修正する可能性もあります。



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