見出し画像

【短編小説】果汁グミを噛んではいけない

 果汁グミを噛んで食べた従兄弟が叔父に殴られていた。

 グミを噛んで食べないと言うハウスルールらしい。別に親戚の俺たちと遊んでいる時くらいは良いじゃないか、グミはキャンディじゃあないぜ、などと思ったがルールというのはそう言う事から破綻するのだと叔父は言う。
 その20年後に叔父は破産する事になるので、逆に考えると節約の一環だったのかも知れない。

ここから先は

927字
マガジン購読で去年の作品が読み放題! しかもオリジナル作品!二次創作無し! 読んで飛べる読むクスリの詰め合わせ! これはお得!

波打ち際ブンガク1年目が500円で読み放題! 360本くらいのオリジナル短編小説(1000字前後)がいっぱい。しかも読みきりばかり。 扉絵…

サポートして頂けると食費やお風呂代などになって記事になります。特にいい事はありません。