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【短歌】 三日月に誘われて



三日月の下のコンビニ入ったら違う世界だったらどうする?



「さみしい」と声に出したら猫が来て一緒に路地を歩いてくれた



「絆」って実態がなくて気が重い……でも左は「糸」だし軽いか



諦めるたびに大人になるようで体の一部が反対します



三日月の下のコンビニを出たから魔法が解けた カエルが鳴いた




目が悪いことで遠くの民家の灯りがみんな星に見えます




君からの〈おやすみなさい〉が嬉しくて
耳に音楽が鳴っている夜




この街の不自由さを忘れるほどの日々にいた君の街の三日月







【あとがき】
noteで好きな方々が短歌を詠んでいたりして、なんだか楽しそうだな、とうずうずしたので、ちょっと私も……。
短歌にハマっていた時期はずっと前にもあって、

君からの「おやすみなさい」が嬉しくて
耳に音楽が鳴っている夜

が、私の初めての短歌でした。
これからまた、のんびり気楽に、とくにどこも目指さず、短歌に触れてゆきたいと思います。



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