卒業式が大の苦手だった小・中学生時代

小中学生のころ、僕は卒業式という行事が非常に苦手でした。その理由や当時の心境を振り返ろうと思います。

きっかけ~小3の卒業式での出来事~

卒業式が苦手になったのには、ある1つのきっかけがあります。それは僕が小学校3年生だった時の、卒業式練習での出来事です。

全校児童が体育館に集められ、礼儀作法から証書授与、全校合唱など、式の流れに沿って色々な練習をしていました。

そんな厳粛な雰囲気で式の練習が進行している時でした。

突然後ろのほうから「ガタンッ!!」と大きな音が聞こえてきて、その直後、体育館にいた教師たちが、一斉にその音がした方に駆け寄っていきました。

卒業式は礼儀作法を厳しく指導されます。姿勢を崩すなんてことをしたらすぐに叱られるので、音がしたほうに目をやることはできませんでしたが、「誰かが倒れたんだ」ということは小3の僕にもわかりました。

静寂を破る突然の大きな音、慌ただしく駆け寄る教師たち。そんな緊迫した雰囲気の中、目を向けることもできず何が起こったのかよくわからないという状況が、当時の僕にとっては非常に恐怖でした。

このようなことがその後の練習や卒業式本番でも何度か起こったので、僕の中ではそれ以来、卒業式という行事がすっかりトラウマになってしまいました。

その後の心境の変化

その後の小学校4年生の1年間はいつも「卒業式まであと○ヶ月だ・・・・・・」と、年中卒業式のことを考えては憂鬱な気分になっていました。

そして自分が倒れるということにも恐怖心があったので、「貧血予防にいい食べ物」を調べてメモ書きし、筆箱の中に入れていたのも覚えています(笑)。特に音楽の授業がある日の朝は、朝食のメニューに結構気を付けていました。

やがて中学校・高校と進学するにつれ、精神的にも成長したのか、卒業式という行事に対する恐怖心がだんだんと薄れ、そして消えていきました。今ではこうして過去の体験として昇華させることができています。

おわりに

なんとなく思い出したので、文字に起こしてみました。

「トラウマでした」などと書いていますが、決して当時倒れてしまった人を責めたり、悪く言ったりする意図はありません。僕も含め、誰だって体調を崩すことがあるのは十分に理解しているつもりです。

あくまで過去の僕の体験記として読んでいただければと思います。

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