ジョジョも真っ青!ディープすぎるインドの奇妙な冒険

2013年の5月に、半強制参加でムンバイと南インドに20日間くらいかけて行ってきました。食虫植物の自生地を見たかったんですが、いろいろあって見られず、ケララ州でシーフードを食べたりした以外は散々散財した割にあまり行って良かったと思えない旅でした。以上。で終わるのもアレなので一応あったことを書き散らしておきます。

友人Sとムンバイに飛んでから、友人Nnが空港まで迎えに来てくれ、彼女のアパートに滞在しましたが、アパートには飲み水すらなく、水道水を飲まされたSはお腹を壊しました。初日からNnがメチャクチャな段取りで「歓迎パーティー」を開き、次の日出かける予定があるというのにパーティーは翌朝4時まで続きました。アパートは僕らはおろか人を呼べる状態ではなかったのに(というか人が住める状態ですらなかった)、Nnは掃除や片付けではなくアパートを飾り付けることで頭がいっぱいのようでした。彼女が呼んだという「セレブ友人」・「エリート友人」の半分以上は結局現れず、来た人もしょうがないから来たか、訳も分からず「しょうがない組」に連れて来られたかのどちらかという感じでした。「日本から来た特別ゲスト」の僕が食べ物や酒を用意して働いている間、主催者のNnはいろんな酒を飲みまくって一番酔っぱらっていました。夕食も何もないのでヤケクソでつまみのブルスケッタを作りまくりました。

Nnは以前から上昇志向の強い性格でしたが、少し前に恋愛と玉の輿結婚に同時に失敗して精神に異常をきたしているのか本性を表したのか、以前よりも見栄っ張りで極端になっていました。親切そうな気遣いの言葉をかけてきますがいい人だと思われたいだけなのが見え見えでしたし、パーティーに僕を含む外国人や帰国子女を呼んで(中にはNnと初対面の人まで)、「友人」たちに「(私の考える)上流コミュニティに出入りする上流な私」を見せびらかして見栄を張りたいだけなのではないかと思ってしまいました。後日またパーティーを開いてゲスト達に非難され怒っていたようですが。

次の日3人でムンバイからマテランという避暑地に行きましたが、これも段取りメチャクチャで、もうとっくに出発していないといけない時間になってNnが前日のパーティーの写真をFacebookに投稿すると言い張って聞かず、また「早く出よう」と言ったのにその後優雅なブランチに連れて行かれて日没までに目的地に辿り着けず、その後彼女の予約したホテルまで山道を5km歩くか、怪しげな人たちの連れた馬に有料で乗るかの選択を迫られました。

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