【スワローズ応燕記】2024年スワローズが勝つために

2023年シーズンの成績から
来季の勝ち試合を
増やすための要素を
紐解いてみる。

CSや日本シリーズのない
静かな秋も
野球で、
スワローズの話題で楽しみたい。
ただそれだけのことだ。

ということで
今回はこんな感じのラインナップ。


成績を振り返る


23年シーズン成績
143試合57勝83敗3分

勝率.407
534得点(平均3.734得点)
567失点(平均3.965失点)
本塁打123本(平均0.860本)
盗塁62(平均0.433)
打率.239リーグ5位(トップ巨人.252)
防御率3.66ワースト(トップ阪神2.66)
失策70(平均0.489)リーグ3位

試合平均のスコアを
3対4とすると
投手力改善がポイントだと思う。

シーズン中は
打撃にこそ
改善のポイントが、と
考えていたけれど
意外と初回に先制していた。
確かに追加点で確実に
勝ちを増やしたいところではある。

ビジターに弱かった2023年


成績をさらに見ていく。

対戦成績
ホーム35勝33敗
→中日9勝/広島9勝/
阪神10敗/横浜7敗
ビジター21勝50敗3分
→交流戦の対西武以外すべて負け越し
→巨人13敗/広島11敗/
横浜7敗/阪神7敗/中日7敗

阪神には大きく負け越し。
巨人、広島には
ビジターで大きく負け越し。

連覇していた時期は
ホームに弱く
ビジターに強かったので
逆転している。

2023年の敗因


広いドーム球場でも
投手力の低さで失点を許す。
広い球場で打撃を生かせず
逆転出来ないまま敗戦。
リリーフの酷使で
中盤以降も失点。

連覇して秋以降のオフに
時間が割けず
上積み出来なかったのかも。
特に三冠王村上選手。
流行語大賞など
オフはかなり忙しかったのではないか?
さらにはWBC参加で
調整が難しくなった。

昨年後半は前半の貯金のおかげ。
村上選手が勝たせてくれた
シーズンだった。
打撃面も後半から厳しかったので
変われなかったのが
今季の失速の要素かなと。

塩見選手の不在が
攻守に影響していたようにも思う。
3年続けてレギュラーを
守れるかどうか。
シーズン通して出場出来るかどうか。

手薄になった外野手も
若手にはチャンスだったけれど
ちょっと伸び悩んでしまった感じ。

長岡選手も守備は良いが
打撃の改善に期待したい。
このままでは終わらないと
信じている。

投打にわたり助っ人たちは
頑張ってくれているけれど、

マクガフ選手の代わりが
呼べず(補強失敗)、
田口選手が抑えに。

困った場面での火消し役だった
田口選手の代わりがいなくなった。

後ろ(リリーフ)が不安定かつ
疲労もあって粘り切れない。
先発の思い切りが出せず
失速していったように思う。

開幕直後は確かに良かった。

打撃の不調を
相当カバーしてくれた。

打撃も終わってみれば
少しずつは戻ってきたかもしれないが

投手陣をカバーするには
遅かっただろう。

得失点イニングに注目してみる

イニング別の
得失点の数をカウントしてみた。

得点
初回40度
2回34度
3回33度
4回42度
5回29度
6回32度
7回38度
8回33度
9回22度
10回2度
11回1度
12回1度

失点
初回39度
2回41度
3回32度
4回35度
5回32度
6回49度
7回34度
8回39度
9回20度
10回4度
11回1度
12回2度

得点機会が3回、
失点が4回となれば
最初に提示した
平均スコアとも重なるだろう。

1試合のイメージは
次のとおり。

試合イメージ
攻100100100
守11000101X

投手陣が先発、リリーフ共に
1点ずつ抑えられたら。
或いは打撃面で
あと1点追加出来たら。

投手有利であろう
広い球場でそれが出来たら。

裏を返せば
各チームの分析力に
やられてしまっているのだろうけれど。

先発投手をどう成長させるかが
長年の課題なのは
変わりないようだ。

やはり野球は投手


補強面では
特に投手陣が期待通りに
いかなかったのが痛手。

ドラ1の吉村投手。
高橋投手の伸び悩み。
元々ケガも抱えていた山下投手。
一向に復帰が見えない奥川投手。
先発陣の手薄に拍車がかかってしまった。
高梨投手、原投手も
1軍に上がれないとなると。
小川投手、サイスニード投手、
ピーターズ投手。
石川投手は中10日登板。
小澤投手の出番は必須だった。

なかなか小澤投手が
先発出場出来ずに
リリーフ起用が続いていたように
思っていた。
リリーフも少ないし、
第2先発的な選手も確かに
必要だったとは思う。

先発が少なくて
リリーフの出番が増える。
リリーフも少ないから
やりくりが難しい。
外野手も少なくて
欲しい場面でヒットが出ない。
投打が噛み合わないと
今年の成績も不思議ではない。
2軍の試合もさぞかし
やりくりは大変だったろう。

今年出場機会のあった
若い選手たちが
来季躍動してくれたら。

まずは勝率5割


143試合のなかで
勝率5割というと
72勝がポイント。

昨年は交流戦が
大きな影響を持っていた。
6球団すべてに勝ち越し。
3試合ずつ6球団なので
交流戦は18試合。
リーグ戦は各25試合。
交流戦で9勝、
リーグ戦各13勝とすると
(ひとまず引き分けは考えない)

13×5=65
交流戦9勝を足して
65+9=74

74勝していると
今季であれば
カープ、ベイスターズと同じ
成績ということになる。
85勝しているタイガースが
飛び抜けているが、
投手力の賜物だろう。
それはオリックスにもいえる。

チーム別の成績も
阪神、巨人に大きく負け越した。
カープにはビジター試合
なんと1勝11敗1分。
今年もビジターの広島戦連敗から
歯車が合わなくなったような感じがした。
7連敗や10連敗と
引きずる展開も目立った。

打者が選んだ四球は
交流戦を除いて387個。
1試合平均で3.096個。
首位タイガースは同じく425個で
1試合平均すると3.400個。
(ちなみにタイガースがスワローズに
与えた四球は63と最も少なかった)
チャンスメイクの点でも
こうした差が勝敗にも
関係している気がする。

ペナントの終わった秋


自分なりに
来季の注目ポイントを
探してみたくて
今年の成績をじっと眺めていた。

ビジターで負けているとなれば
やはり投手力がカギなんだろうなと
思えてきた。
選手層が薄くポジション兼任しながら
やりくりしている中で
踏ん張り切れなかった印象。
投手起用で立て直せた2年間だけど
投げられる選手がいなければ
元に戻ってしまうということだろう。

昨年もコロナ離脱期は本当に
しんどかった。
現役ドラフトも含めて
戦力になってくれる選手が
加入してくれたらな。
去就の気になる時期に入ったのかと
改めて思う。


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