【エッセイ】ボクらのアニキ、水木一郎さん。

元気出していこうやと
カラオケに来て
歌っていた折。

大好きな大好きな
水木一郎さんの訃報。

言葉にならない
悲しい気持ちがこみ上げ

部屋でひとり
泣き続けました。

少し落ち着いた後
アニキに感謝を込めて
大好きな水木一郎ソングを
たくさん歌おうと。

歌いながらしんみりするかもと
思っていたけども。

パワフルな歌ばかりだし
アニキの生き様というか、
歌声を自分なりに真似て
歌っていると

不思議とこちらが
元気をたくさんもらって。

水木一郎さんは確か
初期の歌のお兄さん。
記憶では2代目の
おかあさんといっしょの
歌のお兄さんを担当されていたかと。

子供向けの歌をたくさん歌ってこられて。

70年代に入り
アニソン歌手へ。

当時はまだまだ
アニメや子供番組は
何と言うか
バカにされていたと言うか。
下に見られていたと言うか。

そんな時代に
子供たちのために歌い続けて下さり。

子供たちは
いつしかオトナになり。

アニメや子供番組を
リスペクトしてもらえる時代に。

アニメや特撮も
今や海外にさえ熱狂的なファンの方々
たくさんいらっしゃいますからね。

言葉の壁をも乗り換え
好きな作品、好きな人たちを
熱心に応援している姿は
素晴らしいなと。

アニキの代名詞的楽曲、
マジンガーZは
渡辺宙明さんの作曲。
宙明さんの追悼コンサートが
先日行われましたが
水木さんは大事をとって欠席することに。

アニキ不在のコンサートでは
マジンガーZの大合唱で
水木さんへ熱い熱いエールを、
パワーをエネルギーを送っていたと
聞きます。

先ほど
アニメ特撮大好きな記者
鈴木美潮さんの追悼記事を
拝読しました。

先月末に盟友、堀江美都子さんとの
コンサートに出演された
水木一郎さん最後のステージを
熱く熱く書いておられまして、

急遽加筆し
感謝のメッセージも添えられていました。

ボクも仮面ライダーやルパンで
育ってきたもので

アニキの歌声に
幾度も支えてもらってきました。

力強いばかりでなく
時に優しく
甘く切なく

芯のある素敵な声が
もう聴けないのは寂しいのですが。

永遠不滅の素晴らしい作品の数々が
我々には残されていて。

その想い出の数々を
大切に大切に
日々過ごしていくことで。

ボクらのアニキは
いつまでもそばにいてくれると
思うのです。

先日も
近所のお兄さんのような存在だった
渡辺徹さんとのお別れで
泣きに泣いたばかりでしたが

今日はアニソン界の偉大なアニキとの
お別れで
枯れるまで泣き続ける気がします。

止める気もないですし

忘れたくないんです。
忘れてたまるか。

ずっとずっと大好きだから
悲しくて寂しくてたまらないのです。

まだまだ受け止めるのに
たくさんの時間が欲しいのですが。

水木一郎さんの
ご冥福をお祈りいたします。
R.I.P.

溢れる感謝を込めて、

ありがとう。

もうしばらく
泣いています。

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