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心を大事に


パニック障害の発症

私がパニック障害を発症したのは、
20代中頃でした。

仕事中に突然の呼吸困難、
眩暈も同時に起こり、
身動きが取れなくなりました。

なぜ?

苦しい・・・
動けない・・・

とデスクの上で
一人もがいていたように
記憶しています。

当時の上司は心配して声をかけてくださり、
少し症状が治った頃、
医務室で少し休ませてもらいました。


突然起きたことに、
私自身、
何も思い当たることがなくて、
本当にどうしたんだろうと思いました。


当時は、
転職して、
コールセンターに勤務していました。

クレーム対応もありますが、
そんなに頻繁ではなかったですし、
発作直前の電話対応も、
クレームではありません。

本当に、
何が何だか訳わからない・・・
といった感じで、
その日はぐったりしてしまい、
早退させていただきました。


医療の知識はあったけれど・・・

私自身、
看護師免許を持っているので、
専門学校時代、
(浅い知識ですが)精神科の勉強もしてきました。

ですが、
自分の身に起きた症状が
なんなのかわかりませんでした。


発作も、
その時1回だけで終わると思っていましたが、
その後も頻繁に起きるようになっていきました。


仕事中でも、
通勤途中でも、
起きるタイミングに一貫性がなく
時と場所を選ばない感じでした。


内科や呼吸器系のクリニックに受診したのですが、
特に異常なし。

それでも発作は消えることがなく、

これは・・・
もしかして精神科系のものかな?

と思い、メンタルクリニックを受診しました。


すると、
「不安障害」
との診断でした。

この時は、
「パニック障害」
とは言われなかったと思います。

何がきっかけなのだろうと、
わからないまま、
その時は薬を処方され帰宅しました。


我慢が続いていた

発症したきっかけは定かではありませんが、
なんとなく思い当たることはありました。

仕事の休日は転職活動をしていて
忙しかったこと。

この時の半年前くらいに、
祖母が亡くなったこと。
(両親が共働きのため、おばあちゃん子でした)

当時、恋愛がうまくいっていなかったこと・・・


などなど、
これらの、
複雑に溜まっていた感情のかけらが、
心の器から溢れてしまったのかな・・・

と思います。


祖母が亡くなり悲しい・・・

という感情や、

恋愛や転職活動がうまくいかないことに

辛い、悔しい・・・

と様々な感情を、
ために溜めていたと
思います。

感情を押し殺して、
普通に出勤し、仕事し、
「大丈夫だよ」
なんて言っていました。


ひとりで頑張りすぎないこと


今思い返せば、
信頼できる友人や、
こころの専門家に
たっぷりと話を聞いてもらうなどが
必要だったのかもしれません。


当時は一人暮らしをしていたこともあり、
弱音を吐いていられないし、
頑張らなきゃ私・・・

という思いが強かったです。


様々な感情を溜め込みすぎたり、
リフレッシュしたい・・・
などの感情を抑圧して、
つい頑張り続けてしまったり・・・

そういう状況は誰にでも起こると思います。


そんな生活の中でも、

こころの中にある

本音

を大事にしてあげることが
必要だなあ・・・

そのようなことを、
当時を思い返して、
強く感じました。


この文章を読んでくださった方も、
生き方は様々かと思いますが、

ひとりで頑張りすぎない

ということを
時々思い出していただけたらと思います。

ここまでお読みいただき
ありがとうございました。


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