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メルボルン雑感

2月に訪れたメルボルン。
その絵日記的な雑感です。

今回泊ったホテルは、シティの少し外側(電車で2駅)の、サウスヤラという町にした。

普段はシティの中のホテルに泊まっていたのだが、もうメルボルンは何度も行ってるので今回は少し違う場所に泊まろうかと。

John Olsenという、オーストラリアを代表する画家の名前を冠したホテルだったので、ロビーから廊下から部屋まで、彼の絵があふれていた。

かえるちゃん…

こういうキャラクターのあるホテル、好きだなあ。

毎日のように電車やトラムに乗ってシティに出向くのが、メルボルンで生活している地元民のような気分になってちょっと楽しかった。

サウスヤラというのは、お金持ちが住むエリアということになっているので、歩道の植え込みのてっぺんには、このようなオブジェがあった。ドレス以外にも、ハンドバッグやハイヒールなど、様々なものがあったので面白かった。

シドニーとメルボルンって、日本でいうところの東京と大阪との関係に近いものがある。

シドニーはオーストラリア随一の都市なので、メルボルンはライバル意識を持っているようだ。

人柄も、シドニーはちょっと冷淡というかよそよそしい感じだけど、メルボルンのほうがリラックスしているというかフレンドリーな気がする。

ファッション的にも、メルボルンのほうがエッジーというか、奇妙奇天烈な格好をしている人が多いような気がする…。

ね、ちょっと大阪っぽくありません?

さて、メルボルンで何をしたかというと…
基本飲んだくれていた!

どこかの街に行ったら、とりあえずクラフトブリュワリーを探して一杯(ま、1杯で終わらないんだけどさ、大体)やるのが僕的旅行目的なんだけど、今回もそれにもれず…結局4日間の滞在中に、4軒のブリュワリーに行ってしまった(プラス1軒の蒸留所兼バー)。

駅チカのブリュワリー

正直言って、僕の舌はそれほど鋭敏でもないし、酔っ払ってくるとどれがどんな味だったかも覚えていないので、ビールの飲み比べ、どこのどんなビールが美味しいのか?という点ではそんなにせっせと行く意味もないのかもしれない。
でもあのブリュワリーバーの、ステンレスタンクが並んでいて、興味を惹かれるような名称の様々なビールのサーバーが並ぶ雰囲気…が好きなんだよね。


ビール屋でも、こんなシャレオツな食べ物が出てくる

メルボルン=大阪説に従うと、確かにメルボルンは食物のレベルが高い。コーヒーへのこだわりもかなりなものだし、洒落たレストランも多い。

内装、食物のプレゼンテーションおよび実際の味、全て良かったなあ、このカフェ。

もちろんシドニーにも美味しいレストランは多いけど、払った金額ぶんのクオリティを楽しめるという点では、やはりメルボルンに軍配が上がるだろう。
食べもの屋さんの「偏差値」が高いのよね。

わざとモノクロで撮りたくなるようなエレガントなレストラン、壁一面に酒瓶が並ぶバー(ちなみにここは日本でいうところの角打ちで、いちおう酒屋ということになっている)、アジア系のメカニックなバーマンがキリッとしたカクテルを出すバー、ほんとに色々。

かと思うと、五臓六腑に染み渡るようにしみじみと美味いフォーが食べられるようなレストラン(というか食堂)があったりと、懐が深い。

少し肌寒い日だったので、こういうのが美味い!

だから天気が悪かろうと(一日のうちに四季がある!)、あやしい人が多かろうと、僕は最低でも年に一回はメルボルンに行くのである。

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