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神戸エコビレッジ~近況➂~

中の人です。

今回は、私がひそかにやってみたかった 竹洗剤づくり をした日のご報告です。

この日は前日から早朝まで降っていた雨の営業で非常に火おこしに苦労、、、
乾きはじめた草や葉をかき集めたり、焚き付け材を使っても15分以上格闘しました。

※炭化器の向こうでは今日使う炊飯筒づくり


しかしさすがは無煙炭化器、一度火が起きれば湿った竹もこの通りの燃え具合です。

晴れ間もみえてきた


火も無事におきたところで本日のミッション
    \\\竹洗剤///
ネットで調べて以下3ステップで作れるらしいことがわかりました。

①竹炭、その灰をつくる 
②それぞれ沸騰させる
➂濾してブレンド

竹に含まれるカリウムとケイ酸塩が洗浄力となるらしい、、
確かに炭の石鹸ってあるしな、と思いつつ半信半疑で制作開始です。

まずは竹炭、灰、それぞれを水と混ぜて火にかけます。
器は、炊飯筒に使おうとしたものの余り物が転がっていたので拝借。

※ピントあってない
沸騰後

かなり見づらくて恐縮ですが、こちらがそれぞれ沸騰させたあと。
くらくて何も見えませんね。
この時点では、特に何の変哲もないただの濁り水です。

次、こちらを濾してブレンドします。

なぜか新品タオルを犠牲にしてしまった

濾したものがこちら。
少し木酢っぽい香りがするようなしないような。
このタオルの染まり具合を見ると、これを洗剤にするのが少し不安になるのですが。。。。。。

おうちに持ち帰るためPET詰め

濾してみて気づいたのですが、黒く染まるなんて心配はないんですよね。確かに。そうですよね。

竹洗剤、完成~~!!
※緑茶じゃないよ

※緑茶じゃないよ(2回目)

因みに、この日のお昼ご飯はジビエと白米でした!

おいしそ。。。
今回が一番うまく炊けました
あら塩と共に



そしてそして、今回のメインはここから。
おうちに帰ってからの竹洗剤の効果検証タイム!

まず、洗う前がこちら↓

あらう前

雨上がりだったこともあり、少し裾の汚れが気になります。
あと、お尻には昨年鶏糞と炭のブレンド肥料に尻もちをついたときの名残もあります。(臭いはないですが、なかなかに恥ずかしい場所が染まっています。)

せっかくなら比較を、ということで
右⇒竹洗剤につけてこする
左⇒お湯でこする

としてみると、、、

あらった後



写真が少々わかりづらくて反省ですが、正直今回は大差ないかも?という感想でした。
とはいえ洗っている最中に気づきがありました。

竹洗剤につけてこすったほう、水の中に浮かぶ汚れが多い気がしたんです。
ここから中の人の仮定ですが
汚れが布から落ちる→水に浮かぶ→また布に戻ってしまう
が繰り返されてしまい、お湯と差がでなかったのでは、と。

おそらく、しっかりした水流の中で洗うor汚れを包む役割をもつ成分を入れるなどすれば効果が表れたのではないかと思います。

結果はまちまちですが、改善案が浮かんだということで今回はOKとしました。

今回の竹洗剤つくりは、エコビレッジで進めている”究極の地産地消”の一環でした。

10mくらいあっちから竹を切ってくる
炭化する or 食器や調理道具にする
その日使った竹の残りは全部炭化して農地に

この一連の作業で、そこそこ服が汚れるんですよね。
竹使うために汚した服、竹で洗いたい、って思いますよね。
そんなわがままがこの日の検証でした。

今後は、豚汁に使う野菜は自分たちで育ててみたい
毎回切り出した竹が濡れないように、屋根で拠点作りをしたい

目の前の資源を最大限使うんだ!と動き始めると、衣食住、すべての分野に絡んでいくのだと実感します。


生活を豊かにする資源活用のかたち 神戸の西区で引き続き模索していきます。
いつも読んでくださる方ありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝