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ジャマイカ音楽#1

 正直、SKA、Rocksteady、Early Reggae、ジャマイカン・オールディーズのselectorになるとは思ってもみませんでした。

 やはり音楽を追求する上で「繋がり」を探しているうちに無視できなくなってしまったのだと思います。

 一つ目の「繋がり」は米国とジャマイカの繋がりです。
 二つ目の「繋がり」は英国とジャマイカの繋がりです。

 僕にとっては米国と英国の「繋がり」も非常に重要なのですが、今回はジャマイカに軸を置きたいと思います。

 ジャマイカ音楽史における最重要事項はサウンドシステムだと思います。

サウンド・システム (sound system) は、野外ダンスパーティを提供する移動式の音響設備、および提供する集団を指す。ジャマイカの音楽史、とりわけダンスホールレゲエにおいては欠かすことのできない要素である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 要は移動式のディスコです。これの歴史が非常に古いのです。最初期のサウンドシステムは1940年代にはあったとされています。初期はおそらくですが飲み屋が外にオーディオセットを持ち出したくらいのものだったのではないかと思います。でも僕はこれが現在まで続くDJ文化の発祥の一つと捉えています。

 そこでかけられていたものは米国のBoogie-woogie、R&Bです。自国の音楽であるSKAが誕生するまでは米国の音楽をかけていたのです。そしてジャマイカではサウンドシステムが大衆の娯楽として長く君臨し続けているのです。そして海を越え世界各地のジャンルを超えたDJ文化に影響を与え続けています。

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