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元メーカー勤務アラフィフ海外営業マンが大型トラックドライバーに転身しました③(#初任給)

この春、年収1000万円の海外営業マンというポジションを捨て、大型トラックのドライバー職へと転身した筆者。

先日、最初となるお給料が入ってきたので、今回の記事ではその金額を公開し、リアルなところをぶっちゃけてみたいと思う。

ところで、これまで書いてきた通り、私はドライバーとしては完全未経験、いわば木偶の坊である。初めの1ヶ月は座学とか同乗指導とかフォークリフトの資格取得とか、まぁ単純に仕事の基礎の基礎を学ぶための「研修期間」だった。本来あるべき勤務条件からは大きくかけ離れている。

・・・要するに、この初任給はあくまで暫定的なものであって正式な金額ではない、という点。併せて(当然のことなのだけど)給与条件は運送会社によって全然変わってくるので、こちらあくまで一例としてご覧頂きたい、という点。この二点を始めに申し上げておきたい。

これが最初の給料明細だ!

前回少し言及した通り、私が入った運送会社の研修期間のお給料は、日当たりの定額制になっている。その額『1万円/日』

これ、安いとお感じだろうか?

けど考えてみて欲しい。実際に何かモノを運んで会社のために利益を生んだ訳でもないのだから、お金を頂けるだけでもありがたいというのが筋ではないか、と。アルバイトで日給1万円を得ようと思ったらそれなりの労苦を伴う筈。その額を、座って話を聞いたり資格取得に勤しんでいる間でも頂けるのだから、私にとっては十分に感じた。

もう一つ。
運送業界では「日給月給」という条件が一般的らしい。
それなりに仕組みが整った会社のサラリーマンなら、給与体系としては20万円だか30万円だかの一定額が基本給として設定され、そこに残業代やら○○手当等やらが乗っかる形かと思う。「日給月給」では、実際に働いた日数(日給)によってその月の基本給(月給)が決まる。よって働きまくれば稼げるし、休めばその分稼げないだけ。

私は4/3に入社した。
給与は20日締めで、今回は「14日勤務」

これらを踏まえ、リアルな初任給が幾らだったのかというと・・・

ちなみに額面上の内訳は

  • 基本給 :14万円 ※1万円 x 14日勤務

  • 通勤手当:2万円 ※自家用車勤務ガソリン代

  • 資格手当:2万円 ※フォークリフト技能講習

シンプルに以上!だ。

時間外を始めとする手当関係は一切ついていない。本格的に走り始めるようになると色々とついてくるらしいが現時点では不明。また、試用期間中ゆえ年金や社会保険といった控除も無し。個人的に別で支払っている。住民税は前職の最後の給料で6月分まで天引き済。

では、独り立ちして仕事が軌道に乗ると、どれくらいになるのか?
同じルートでの仕事をしている同僚に尋ねたところ、完全週休2日(1ヶ月の出勤日数が22~23日)で手取り27~30万円程度らしい。
今の私の家計を鑑みて「手取り25万円あれば十分生活可能」と試算しているのでその水準なら全然問題無くなる筈。今だけの辛抱かな・・・

余談だが、賞与は年2回、1回数万円程度だそう。
そんなの固定資産税の支払いに充てたら終わりやんけ!

給料に囚われない生き方の為に

さて、今回の金額を見て、

「そんなお給料じゃ、資産運用どころか、生活もままならないよ」

とお感じになった方もおられることだろう。事実、私も毎月10万円台の給料だと全然足りない、ままならないという点では同類。前述の通り、今だけの辛抱としてやり繰りしていく他に無い。これからはあちこち走りまくって、日々の生活分(住宅ローン・食費・日用品費・光熱費・その他)くらいは稼げるようになりたい。

完全リタイアまで残り10年少々。
私は手持ち資産を食い潰さない程度に、そして職場の人間関係や仕事のプレッシャーといった要らぬストレスに心をすり減らされない程度に、ゆるーーーく労働していきたいんだ。

#まぁ、実際のところは朝は早いわ肉体労働はキツいわで「ゆるーい」働き方では全然ないのだけれど(笑)

ところで、こんな余裕のある生き方が取れるようになったのも、月15万円という配当収入のおかげに他ならない。このセーフティーネットによって、多少給料が安くても「なんとかなるわ」と開き直れるようになった。仮に月25万円が必要なら、10万円を外で稼いでこれば正味なんとかなるのだから。
ついでに言うと、後々のことを考えて年金や社会保険には入っておいた方がよいだろうと、アルバイトではなく正社員として仕事を続けている。

このように社会で生きる上で最低限の収入・身分を確保しつつ、他人との関わりをミニマムで済ませられるドライバーという仕事は、コミュ障(?)の私にとって今のところ最適な解かなと感じている。

今回ご覧の通り初任給は少なかったのだけど、当面の目標は重ね重ね「毎月の生活費分は稼ぐ」こと。そして配当金は引き続き、もしもの時の心の備えと再投資の原資、そのいずれもに機動的に使えるようしていく所存だ。

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