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【かわごえ里山イニシアチブ・高梨農園】見学に行ってきました②


【かわごえ里山イニシアチブ・高梨農園】見学に行ってきました①
の続編です。

高梨さんにお話を伺ったあと、クラウドファンディングで実現した井戸を見せていただきました。

無農薬でのお米作りを叶えるためには安定した水の供給が必要。
それを確保できる井戸を作る資金をクラウドファンディグで募ったのです。
2017年6月、見事クラウドファンディングは目標金額を超え成功となり、2018年2月、ついに井戸が完成しました。 

井戸ができるまでの細かい経過は、下記のクラウドファンディングページの『レポート』ページにあるので、是非目を通してみてください。
https://faavo.jp/saitama/project/1715#pj-single-nav

井戸は小規模ながら、蛇口をひねると想像以上に勢いよく水が出てきます。

井戸はどのくらいの深さなのか伺ったところ、なんと50mにも及ぶそう。
最初に水を汲み上げた時に、地下50mに埋まっていた石が出てきたというのですが、その石はまん丸だったとか。
このことは地下50mにもしっかり水の流れがあって、石を削り丸くするほどの勢いがあったことを示します。

そんな水が一帯の田んぼを支えていると思うと、とても心強い存在です。

ふと水路に目をやると、先ほどまで水がほとんどなかった土の道に、水がしっかり流れていました。
驚いたのは、そこにたくさんのメダカがいたこと。
今までどこにいたの!?とびっくりしましたが、改めて豊かな自然を実感しました。

その後、田んぼの近くまで歩かせていただいたのですが、バッタやカエルなど様々な生きものに出会いました。
「こんなに昆虫がいるのも無農薬だからこそ。益虫がいわゆる害虫を食べてくれるので、農薬を使わなくても大丈夫。」と増田さん。
人間にとって害虫となるような虫は益虫の貴重なえさ動物となるため、自然のサイクルには必要な存在。
害虫がいるから益虫が生きていける。
確かに、それが本来の形なんだなと思います。

「虫も食べないようなお米は作らない」というこだわりを持って米作りをする増田さん。
その分、大変なことは増えるけれど、とっても美味しいお米ができるに違いありません。

今回、実際に現地に赴いたことで、無農薬農法の大変さ、水の大切さを知ることが出来ました。
今回お話をしてくださった川越里山イニシアチブの増田さん、髙梨農園の高梨さん、ありがとうございました。



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