【Natural Rice Field 郷彩 - satoiro -】貴重な自然栽培米をイノシシから守りたい!


山形県の山奥に位置する高畠町二井宿。
豊かな自然に囲まれたこの土地は全国でも有数の米どころであり、『全国 米・食味分析鑑定コンクール』にて最高金賞を受賞する農家がたくさんあるそうです。

そんな土地で無肥料・無農薬で米作りを行なっている佐々木泰秀さん。
彼が田んぼを持つ二井宿で唯一、農協や補助金に頼らず、農業を営んでいるそうです。

農業が盛んな町と知られる高畠町ですが、重機の使用や農薬を使うことでかつての生態系が失われつつあるのが現状。
農薬を使うことで作業がぐんと楽になりますが、田んぼから生きものがいなくなってしまいます。

本来、まだ農薬や肥料がなかった頃には、土にいる微生物によって豊かな自然が作られ、人間が作物を作ることができていました。
その循環は人間の力によってコントロールすることのできないものだと考える佐藤さん。

化学肥料や農薬に頼らない自然栽培によってかつての生態系を取り戻し、
美しい自然の中、子供たちがのびのびと暮らせるような環境を受け継いでいきたいという目標を持っています。

そんな目標を達成すべく、挑戦した自然栽培によるお米作り。
まずは試験的に5アール(500平方メートル)の田んぼで栽培を始めたそうです。

しかし、収穫を目前にした頃。
なんと野生のイノシシによって大切に育ててきたお米がほとんど全て食べられてしまったのです。
手元に残ったお米はわずか200g。予定収穫量のわずか0.1%という量でした。

豊かな自然に囲まれた場所だからこそ、野生の動物も畑までやって来て食べるのです。
しかし、そんなことを言っていても、収穫ができなければ生計を立てることもできません。

イノシシから田んぼを守る唯一の方法は電気柵を張ることですが、国からの補助を受け取っていない佐藤さんは自力で張らなければいけません。

そこでその資金を集めるために、今回のクラウドファンディングに挑戦しています。
残り4日で達成率は55%と、まだ支援が足りない状況です。

野生動物による被害は農家さんにとって本当に深刻なもの。
私たちにできることは、その被害を少しでも回避できるよう支援してあげることだと思います。

下記のクラウドファンディングページから応援することができます↓↓
https://camp-fire.jp/projects/view/187661



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