【KFCトライアスロンクラブ】道路、ジャングルを整備し、ロタコーヒー農園を復活させたい。


北マリアナ諸島の南端、サイパンとグアムの間に位置するロタ島。
伊豆大島とほぼ同じくらいの面積で、とても小さな島です。

第一次世界大戦中は日本の統治下に置かれ、日本軍の拠点にもなっていましたが、現在はアメリカの領土に。
美しい海と自然に囲まれ、リゾート地として近年人気を集めています。

そんな南国に観光として訪れたKFCトライアスロンクラブ代表の大西喜代一さん。
1993年4月のことでした。
当時、日本でトライアスロンクラブを立ち上げていた大西さん。
ロタ島の自然の美しさにすっかり魅了され、翌1994年にはロタ島でのトライアスロン大会を開催するまでに至ったのです。

彼らはトライアスロンを通してロタ島の島民とも親睦を深め、次々に近辺の島でのトライアスロンを開催しました。
とても順調にいっていたその頃、2001年9月に世界中を震撼させたあの事件が起こります。

そう、アメリカ同時多発テロです。
この恐ろしい事件を機に、ロタ島への観光客は少しずつ減少。
それに伴い、経済も衰退の一途をたどっています。
交通の便の悪さもあり、トライアスロン大会も開催できない状況に追い込まれてしまったのです。

かつての賑やかだったロタ島に戻って欲しい。
そんな願いから、『第2次ロタコーヒー農園復活プロジェクト』というプロジェクトを発足しました。

昔ロタ島で飲んだコーヒーの味とロタには原生のコーヒーがあるという噂から、「このコーヒーでなら、ロタ島を活性化することができる」と確信し、このプロジェクトは動き出しました。

原生のコーヒーを探しに探し、やっとの思いで巡り会ったコーヒー。
なんと100年以上も前から、標高400mもの土地で逞ましく育ってきたコーヒーだったのです。

そんな誰もかつて口にしたことのないようなコーヒーを栽培し、商品化しようとした大西さん。
しかし、ロタ島には栽培や収穫する知識も、インフラもほとんど皆無と言っていい状況でした。

そこで商品化に必要な資金を募ろうと、今回のクラウドファンディングに挑戦したのです。
目標はなんと2000万円。
この壮大なプロジェクトを成功させるためには、これだけの資金が必要なのです。

残念ながら目標金額には届きませんでしたが、300万円というたくさんの資金が集まり、大西さんの手に渡りました。

国内の地域活性を目指したクラウドファンディングはよく目にしていましたが、海を越えたプロジェクトを初めて拝見し、その壮大さに驚きました。

と、同時にこんなビッグプロジェクトでもクラウドファンディングによって実行に移すことができるんだと思い、可能性に満ち溢れているなと改めて感じました。


今年の秋、ロタコーヒーの収穫時には日本から技術スタッフが赴き、視察や本格的なアドバイスを受けるそう。
地道な道のりですが、いつかロタコーヒーが商品化され、世界中の人々に届く日がやってくるのが楽しみです!

ロタコーヒープロジェクトの進捗報告については、下記のKFCトライアスロンクラブからチェックすることができます。
http://www.kfctriathlon.com/html/home.html

クラウドファンディングページもチェックしてみてください!



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