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★スペイスエックス★

2024年1月26日。
ナルくん。
昨日彼のXでスペースに参加した。
音声ではなくテキストオンリーで。
とても楽しかった。
たまたまXを開いたらタイムラインの一番上に彼のスペースが表示されていたから少しばかりの緊張感を抱えて入ってみた。
ただ、アカウントの名前アリで参加するのは何故か嫌(という訳ではないが、少し恥ずかしかった)だったので、とりあえず匿名で参加した。
すると、ゴソゴソという音のみでしばらく無の時間が続いていた。
しばらくすると2人ほどリスナーらしき人が入ってきて、そうしたら彼も話を始めるような素振りを見せた。
そして、すぐに喋り始めた。
じゃあ、僕も匿名ではなくてアカウント名入りで参加したら反応してくれるのではないかなと思った。(少し前に僕が一方的に引リツをしてそれにナルくんが反応をくれていたので)
そうしたら、しばらくしてナルくんが「あっ、ゆめたさんだ。本好きの方ですよね。」的なことを言ってくれた。本好きというふうに言ってくれたのは嬉しかった。
もちろん、この前彼から返信というかコメントをもらっていたから僕のことを認識しているのは当たり前なのにすごくホッとしたのと嬉しかった。(ホッとしたというのは僕のことを知ってくれているということに対してだ。)
昨日は23時40分の夜行バスに乗って京都まで向かう予定だったから、まあ遅くても23時まではのんびりできたとしても、ちゃんと身支度はしておいて準備万端な状態で家を出ようという計画を立てていた。
そして、ギリギリまで彼のスペースを聞いてかつそれを聞きながら準備をしていたら23時20分くらいになっていた。
そろそろやばいぞと思い始めて急いで支度をしていたが、そうしている間にもう30分近くになってきた。
そして、結局家を出たのは23時30分ごろ。
うん、絶対に間に合わない。
間に合うわけがないだろう。
だって、家からバスが出発する場所の最寄り駅まで約20分。
そこから歩いてバス乗り場まで10分ほど。日付が変わってしまう。
一応3700円も払ったのだから急がないと、と思って家からその最寄駅まで、そしてバス乗り場の最寄り駅からバス乗り場まで猛ダッシュした。
ずっと運動していなかったから足が壊れそうになった。
そして、バス乗り場に着いたのが23時50分過ぎ。
当然バスは出発してしまっていて次の便が来ていた。
とりあえず、建物内にある待合室的なところで落ち着こうと思った。
ただ、待合室とは言っても部屋のようにちゃんと壁があって仕切られているわけではなく、それに加えて外へとつながるガラスのドアが開けっぱなしになっているのでとても寒い。また、通路の端っこにあるので人もよく通る。
その待合室で座っている時も彼のスペースはまだやっていたのでそれを聴きながら次に来るバスはないかとネットで検索をかけていた。
少し遠くの上の方にあったモニターをみると24時10分に僕が予約したバス会社とは別の会社の夜行バスが来るというのが確認できた。
だけれども、今の時刻は24時ちょうど。これからバス会社のサイトで会員登録をした上で予約をして(今僕は色々とあってクレカを使えないから)コンビニで料金を支払わなければいけない。どう考えても24時10分には間に合わない。
なので、もう少しネットで調べていると24時25分に東京駅発のバスがあることが分かった。
ただこの場合もそのような一連の手続きをして、さらに池袋駅から東京駅に向かわなくてはいけないので(ここから東京駅に向かうだけでも余裕で30分以上はかかる)無理にも程がある。
僕のバカなところは今こうやって日記を書いている時点では、冷静になって無理だろうと判断できるが、この時は真剣に25分発の便に乗ろうかなとアホみたいなことを考えていた。
本当にバカだなあ。
とりあえず、いさぎよく今日は諦めて明日の朝出直すことにした。
ネットで調べたら明日の朝8時ごろに同じバス乗り場からバスが出るそうなのでそれで行こうと決めた。
そういえば、次のバスはないかなと待合室でスマホをいじっているときに見知らぬ人に声をかけられた。
「Excuse me」と微かに聞こえた気がするのと自分の右側に人が立っているのを感じたので右を向くと Golden hairの女性が立っていた。
「Ahh, Do you know … How can I get to Sunshine Prince Hotel ?」と彼女は確か言った。
彼女のアクセントは僕の好きなイギリスのものだった。
彼女の質問に対して僕は「Umm… Prince Hotel… I don't know」と言った後、「Ah… You should…look it up… on Google.」と、とても親切とはいえないような受け答えをしてしまった。
でも、彼女はとても笑顔で「Thank you」と言って去っていった。
今の時刻は24時30分くらいで家に帰ると言っても電車はないし、まあ歩いて帰れる距離だからそうしても良いけど、外は寒いしさっき走って疲れたから歩くのは嫌だ。
そうしたら、あとはタクシーしかない。
近くにそういえばタクシー乗り場があったから、そこへ向かうことにした。
タクシーはそこに3台停まっていた。
無事に乗ることができて、家までの道のりを伝えた。
特にタクシーのおじちゃんとは話すことはせずに、まだナルくんがスペースをやっていたのでそれをずっと聴いていた。
そして、家の最寄駅へと着くとおっちゃんに運賃を支払った。
お釣りをもらったときにこれまでの経緯を話すと「大変だったねー」と同情してくれた。
その場合の同情は嬉しいよおっちゃん。
とても明るく送り出してくれたおっちゃんのタクシーを後にして帰路へと向かった。
途中、明日の朝8時のバスチケットについて調べたくて家の途中のファミマに立ち寄った。
しばらくファミマの外でスマホをいじっていると、イヤフォンでずっと聴いていたスペースでナルくんが「眠い」的なことを言い出し、さらに「眠いから止めるね」みたいなことを言って急に配信がプチっと切れた。
こんな感じでスペースって終わるのかと思った。
あおくんがどこかで言っていたように、確かにスペースは友人同士の通話を聴いているのと同じだなあ。
昨日の配信で僕はテキスト上でしか参加していなくて、4.5人くらい参加している人がいて、僕以外全員音声での通話をしているのに僕だけがコメントで参加という異様なコミュニケーションというか会話が成立していた。
すごく後悔しているのはなんでバスに間に合わなさそうだということをわざわざ彼らの配信で行ってしまったのかということだ。
確かにちょうど聴いていたのがナルくんの配信だったから、それを話題に出すのは分からなくもない。
でも、わざわざいうことじゃなくないか。
ナルくんを含めた彼らはとても明るく返答してくれたけれども、うん、やっぱりわざわざ言うことではないよなあ。何をしているんだ俺は。
なんせ僕は嘘を隠せない性格で、もちろん人に言ってはいけないこと、そして行って良いことの判断くらいはもう立派な大人なのでできていると思っているが、たまに今回みたいな余計なことを言ってしまう。
よくないよなあ。
その配信内で僕が「3700円は失ったけれど、ナルくんの配信を聴けただけでそれ以上の価値はある」みたいなことを言った。
確かにそれは嘘ではないし、全く皮肉を込めて言ったわけではないけれども、彼の配信に参加していた女の子が「そういうのやめようよ」と確か言っていた。
僕としては何も悪気があっていったわけではないのになんでそのような返答が返ってきたのだろうかと思ってしまったけれど、彼女の立場に立てば確かに分からなくもない。
皮肉的な意味で言っていると受け止められてしまっても致し方がないだろう。
僕がまずそもそもバスの出発時刻に間に合わなかったのか悪いし、さらにナルくんの配信のせいで乗れなかった的なニュアンスの発言に受け止められるようなことを言ってしまった僕が100%悪い。
でも、なんでそこまでナルくんのスペースにハマり込んだのだろうか。
考えた結果2つくらい理由があるかなと思った。
ちょうどナルくんのスペースが始まる1時間ほど前に母親と言い合いというか、喧嘩とまではいかないが、ちょっと激しい論争があった。
ただ、その内容について話そうとするとこの紙面(この文章はルーズリーフに書いていて、あと10ページは必要だろうら)では足りなくなってしまうから割愛するが、せっかく今日の夜にバスに乗って京都まで行くのに最悪だなあとなった。
気分が落ち込んでいたわけではないが少し疲れた。
そんな心の隙間を埋めるようにナルくんの声やその配信自体がすっぽりとはまったのかもしれない。
ナルくんのとても落ち着いていて、だからと言って静かすぎない、芯がしっかりとあるその声にとても癒されてしまったのかもしれない。
僕も男だし彼も男(と断定するのはよくないけれども面倒臭いので男としておく)だからこういうことを言うと勘違いされがちだが、そういうことではなく純粋に癒された。
僕の心の隙間が彼のスペース(彼の空間とか領域という意味でのスペースでもある)によって埋まっていったと感じる。
だからこそ家を出る時刻ギリギリになっても聞き続けてしまった。
彼と彼の友達(なのかリスナーなのか分からないが)との掛け合いも面白くて、友達同士の会話を少し遠目から眺めているようで思わず声に出して笑ってしまった。
あと、僕の名前を(テキストだけの参加にも関わらず)読んでくれたのは本当に嬉しかった。
最初の方はゆめたさんと呼んでいたのがゆめたくんに変わったのも距離が少し縮まったようで嬉しかった。全然僕の方が3個も年下なのだから呼び捨てで呼んでくれてもいいのになと思う。
とにかく、ナルくんのおかげで今こうして京都に無事(というのは身体的にという意味ではなく精神的にという意味であるーだからと言って病んでいた訳ではなく、むしろ元気ー)に来れて、このエッセイのような日記のようなものを書けている。
このエッセイはせっかくだから僕のnoteに投稿しようかなと思う。
そして、ナルくんがこの投稿をみてくれていたらとても嬉しく思う。
別にいいねなんか押さなくていいし、フォローなんかしなくていいから、この投稿をみてくれているだけで僕が少し救われた気持ちになる。

この投稿を最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。
僕がなぜ今京都にいるかというと大阪で僕の愛してやまないアーティストのライブが待っていて、前乗りでかつ観光ついでに京都にいます。(これを投稿している時点ではもう東京に帰ってきていますが。)
京都をとても満喫できていて、すごく充実した日々を送っています。
いずれ京都・大阪での思い出を文章という形で投稿できればと考えています。
写真とかは全く撮っていないですが、その代わり心のシャッターをたくさん切ったつもりなのでそれを皆さんと近々シェアしたいです。
では、また。
じゃあなー。🫵🏻

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