[昭和話#3]物の変化

昭和40年代生まれの昭和太郎、子供の頃の話を語りたいと思う。

今は当たり前に使っている物で子供の頃になかった物と言えば、やはり携帯電話がまず思いつく。
だけど電話自体で考えると固定電話はもともと各家にあった。
黒電話からプッシュ回線、留守番機能やリダイアル、コードレス化や子機機能など、変化は多いが物心ついた頃には「電話」自体は既にあった。

そう考えると機能進化したものは多いけど、まったくなかった物ってあまりないのかも知れない。
テレビも今は薄い液晶が当たり前だけど、ブラウン管の頃は大きいサイズを買うと、奥行きも増えて重量も重くて大変だった。
そういえばテレビのリモコンが出る前はチャンネルを変えるのにはテレビについているダイアルを「回す」していた。なんでリモコンが出た後でも「チャンネル回して~」と普通に言うけど、今の若い世代は「回す」って言ってるんだろうか。

ただ進化の早い遅いは結構差が出る。
昔はマイコンと言われていたパソコンや、ファミコンなどを代表とするゲーム機などはすさまじく進化した。
家電なんかもどんどん変化して多機能化されている。
傘なんかは、機能や形で見ても昔からあまり変わってないように思う。

サービスでいうと今でこそコンビニやファミレスが当たり前のように24時間やっているけど、昔は一回店を閉めていた。セブンイレブンなんかは名前の通り、7時~11時の営業だった。それでも当時は、ずいぶん朝早くから夜遅くまでやってるんだと感心したものだ。

逆になくなってしまったものもある。
電車の改札口には人が立っていて、その人に切符を渡しては切符を専用のハサミで切ってもらっていた。人がいない時はそのハサミをカタタンカタタンとリズミカルに鳴らしてる人が多かった。

今もITの進化、特にAIの進化によって人の仕事が取って代わられるんじゃないかという話がよくあがる。今後も機械化され、なくなる職業も増えていく事だろう。しょうがない事だが、人と接する機会がどんどん減って効率化ばかりに目を向けている気がして、少し寂しくもある。

安易に「昔はよかった」という気はないが、昔は無駄も多いがその無駄を許容できるだけの余裕があったように思う。


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