日本人なら知っておきたい「教育勅語」
11月3日は文化の日ですね。
現在はこんな感じですが、それまでは明治天皇のお誕生日として祝日になっていました。
その明治天皇が教育の基本方針・国民道徳の基準を示したのが「教育勅語」です。
内容は知らなくても、言葉くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
また、この教育勅語に関して「戦争の原因になった」とか「危険な思想だ」とかいう発言をテレビで取り上げているのをみたことがある人もいるのではないでしょうか?
面白いことに僕の周りには「そんなことはない」という方もたくさんいらっしゃいます。
というわけで、自分なりに調べてまとめてみました。
教育勅語の内容
以前、三重県にある椿大神社にお参りした際に、こんなものがあったのでいただいてきました。
正文を読んでも意味がわからないので、口語文訳の方を引用しますね。
口語文訳でも若干難しい感じがしますが、頑張って読んでくれた方にお尋ねします。
これを読んで戦争をしようとか思いますか?
この方針から作られた教科書で勉強した人間が、みんなで他国をバンバン侵略しようぜって考える姿を想像できますか?
いちゃもんがついた一文
終戦後、この教育勅語にいちゃもんをつけたのがGHQのダイク准将という人のようです。
この、『一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ』という部分は口語訳文で言うところの【非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。】の部分です。
普通に考えて、大事なことだと思うのは僕だけでしょうか?
兎にも角にも戦争に敗れた日本には、従う以外の道がなかったと言うことなのでしょう。教育勅語は排除、失効という扱いになったわけです。
これだけは言いたい
おそらく今後もテレビや新聞で報道される内容は、基本的に教育勅語や戦前の教育を否定的に捉えたものが多いだろうと思いますし、皆さんがどう考えるのかと言うのも、それぞれの自由です。
ただ、自分なりの見解や考えを持つ時には、自分と反対の考えを持っている人の考え方や背景も理解するように意識することで、より客観的で本質的な答えに近づいていけるのではないかと思います。
最後に【教育勅語の十二徳】を引用して終わります。
|孝行《こうこう》 子は親に孝養をつくしましょう
|友愛《ゆうあい》兄弟、姉妹は仲良くしましょう
|夫婦ノ和《ふうふのわ》 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
|朋友ノ信《ほうゆうのしん》 友だちはお互いに信じ合ってつき合いましょう
|謙遜《けんそん》 自分の言動をつつしみましょう
|博愛《はくあい》 広くすべての人に愛の手をさしのべましょう
|修学習業《しゅうがくしゅうぎょう》 勉学にはげみ職業を身につけましょう
|智能啓発《ちのうけいはつ》 智徳を養い才能を伸ばしましょう
|徳器成就《とくきじょうじゅ》 人格の向上につとめましょう
|公益世務《こうえきせいむ》 広く世の人々や社会の為になる仕事にはげみましょう
|遵法《じゅんぽう》 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
|義勇《ぎゆう》 正しい勇気をもってお国の為に真心をつくしましょう
最後までお読みいただいた方には心から感謝いたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?