「思い込み」と仕事しない

仕事をする中で、思ったようにいかないことは少なくない
それは、部下の話でもあり、上司の話でもあり、当事者としての自分の話でもある。

ミーティングを何度重ねても、文字のコミュニケーションを繰り返しても、バチッとはまっている感覚がもてることはそこまで多くない。
そんなときはだいたいの場合、イライラしてくるんだけど、
そこで大事だと思うことは、頭を一瞬クリアにして考えてみること。

【自分は、いま”何”と仕事をしているのか?】

案外、それだけで落ち着いて状況を捉えられるようになる。

目の前の人じゃなくて、自分の描くその人を見ている

「人は見たいものを見る」とは良く言ったものだ。
嫌いだと感じる人は、何をしてても嫌いになっていくし、
好きだと思ってしまった人は何をしてても好きになってしまう。

仕事もそう。
依頼されたり依頼をうけたり、色んな立場で仕事をするわけだけど、
そのときに、

相手の要望をしっかりと受け取っているか?
依頼した、された業務の意図や目的を理解しているか?
相手のことをそもそも理解しているか?
期待を共有しているか?

ともすれば、僕らはいっつもこうしたことを無視して
自分が描いた相手、自分が描いた仕事など“思い込み”と仕事をし
そして、“思い込み”で仕事をする。

相手の要望はこんな感じ、業務はこれができていたらよいでしょ、きっとこう思ってるんだろう・・・
そうやって、「思い込み」と仕事をしはじめ、思い込みでアウトプットし、思い込みで評価や批評を受け止める。

お互いの”思い込み”が、仕事の質を下げる

それって本当?と問われて、正確に応えられる人は意外と少ない。

「え??はい、たぶん。」

何かがうまくいかず、出口が見えないときは、
どこかに“思い込み”が紛れ込んでいることが多い。
具体的に見えない、確信がもてない、
そんな些細なことの積み重なりが、僕らの力を大幅に奪っていく。

ズレは、お互いに負の評価を生み出し、仕事の工数の増加だけでなく、関係性の質も低下させ、信頼を損ね合う。結果質は負のスパイラルに向かっていきやすくなる。

みなさんには、そんな経験はないだろうか?
自分自身に、上司や部下に、皆さんの周りで起きていないだろうか?
もし、今そういう状況があるなら、
改めてふと立ち止まってみて問いをもってみると良い。

「思い込みと仕事をしてしまっている所はあるだろうか?」と。

成果イメージや優先順位、スケジュール感、その背景や目的・・・
勝手な主観でなく、お互いで確認したひとつの事実として共有できているか。そんな風に考えて取り組んでみると、思わぬ突破口がひらけてくるかもしれない。

新型コロナの影響で外出が制限され、家で過ごす時間も多いからこそ、自分を見つめてみる時間を持つのはいかがでしょう?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?