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初めてのNICU/GCUでの面会

2023年9月12日。
これ程までに1日を長く感じた日は
なかったかもしれない。

前日に産院からNICUに搬送された娘。
今日はその詳しい検査結果と
搬送されてからの初めての面会日。
午後からの予定だったが、
気になりすぎて産院の美味しいご飯も
気を紛らわす為に観ているドラマも
全然楽しめず。

長い長い時間をなんとかやり過ごし、
産院に迎えにきてくれた夫と合流。
2人で娘のいる病院へ向かった。

道中は「きっと大丈夫だよ」と
会話しながら気持ちを落ち着かせていた。

そして初めてのNICU/GCU病棟へ。
娘はGCU病棟にいるとのこと。
娘がこんなことになるまで全く知らなかったが、
GCUとはgrowing  care unitの略称らしく、
NICUで状態が安定した赤ちゃんが治療やケアを
受ける回復治療室らしい。
これを知って、
「命に別状はないのかな」と少しホッとした。

病棟の待合室で緊張しながら待っていると
担当の看護師さんがきてくれた。
ちなみにこの看護師さん、
後に笑い話になるといいねと面会後に
夫と話すくらい、対応があまりに
不慣れでびっくりしてしまった。

不慣れ具合に関しては、
あり過ぎて書けないのと
本投稿と趣旨がズレるので割愛。
ただとにかく、こういったデリケートな
状況で働くスタッフとして、
もう少し頑張ってほしいなと思ってしまった。

病院側との事前の電話で
まずは先生から結果の説明〜その後
入院のオリエンテーションなどを済ませ、
我が子と対面と言われていたが
何故か結果を聞かされぬまま、
我が子と対面。

対面は心待ちにしていたが、
結果が気になり、思わず看護師さんに
「あの、先生からのお話が
先にあると聞いていたのですが」と声をかけた。
すると、その看護師さんが
「先生に相談してみます」と言い、
先生が急遽きてくれることになった。
↑ちなみにこれが対応に不慣れと私が書いた
一部始終。

ようやく先生が到着。
結果は低血糖及び若干の胃軸捻転とのことだった。
どちらも大事ではなく、
低血糖の方は出生体重が少ない為
体重管理のための点滴から開始し、
徐々にチューブを抜いて栄養を入れていくこと
胃軸捻転の方は自然寛解するので
出生時から頻繁にあった
嘔吐を起こさないか様子を見ながら
栄養を入れていこうと言われた

また併せて、出産時の赤ちゃんに
対するストレスがかかっていたことが
血液検査ででていると言われた。
↑なんの数値なのかは結局わからず。
気になったので後に看護師さんに再度
確認するも、よくわからず。
白血球やCRPの値かな?とだけ聞けた。

栄養量を上げていき、我が子が
吐かずに栄養を吸収できれば
来週中の退院を目指しましょうと
言われ、とにかくホッとした。
大事でなくて本当によかった。

ただ、保育器に入っている
我が子を抱っこできず
ただ見守り、少し触れることしかできない
状況に勝手に涙が溢れてしまう。
看護師さんに気づかれたくなくて、
堪えたが完全にバレていたと思う。
本当に溢れる涙をとめることができなかった。

我が子を抱っこして、
おっぱいをあげられることが
こんなに幸せなことだなんて
第一子の時は正直余裕がなくて気づけなかった。
それができない状況になって、
初めてこんなに苦しいものなんだって
気付かされた。

1時間ほどずっと保育器の前で我が子をみて、
時折肌に触れて過ごした。
時間はあっという間に過ぎていった。

その後、諸々の手続きをして
約2時間滞在した病院を後にした。

緊張の糸が解けて、
夫とようやく落ち着いて会話ができた。

夫も結果が気になって昨晩
ほとんど眠れなかったらしい。

でも、色々不安を溢すと私がもっと
不安になるんじゃないかと思い、
口にしなかったと後から聞くことができた。

そうして一旦私は入院元の産婦人科に戻った。
出産時に立ち会ってくれた助産師さんが
すぐに「赤ちゃんどうだった?」と
聞きに来てくれた。

気にかけてくれていたのが本当に嬉しかった。
ちなみにこの助産師さん、
私の出産に立ち会った2日後に出勤してきたら、
私の赤ちゃんが搬送されたことを
カルテでみて、心配して病室まできてくれた。

病室に来てくれた時、
最初は堪えていたが、
事情を説明している内に
堪えきれなくなり、
他人の前でこんなに泣くのは
いつぶりだろうと思うくらい
涙がとまらなかった。

偶然とはいえ、素敵な助産師さんに
お産に立ち会ってもらって
本当に幸せだなと思った。

こうしてようやく長い長い1日が終わった。
夜には自宅で夫と過ごしている第一子が
ビデオ通話をしてくれて、これまた
顔を見ただけで号泣。

本当に今不安定なんだなぁと心底思った。

本当にまとまりがない文章だけど
備忘録として。
こんなこともあったねと笑って
話せるように、今できる唯一の
搾乳を頑張ろうと思います。


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