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【学び68冊目】成功者の告白

【本を読む意味】
細々としたドラマは色々と描かれていますが、この本から得られる一番大きなレッスンはこの本は、「読書をする意味」だと思います。

本を読む人と読まない人がいますが、読まない人は「読むことによって得られるベネフィット」が分からないからです。読書をする習慣がある人は、読書をするべき理由が見えています。なんででしょうか?読者は「過去の人の失敗を学ぶため」にするのです。人は、壁にぶつかった時、殆どが自分の経験に頼って解決しようとします。ですが、そもそも自分の経験では解決できないから「壁」なのです。失敗ではなく、成功もまた然りです。殆どの人が、自分なりに頑張って経験を積んでいけば、いつかは花を開くだろうと信じ、日々を過ごします。それぞれの生き方があり、それぞれ生きていく中で、成功できると信じて、日々過ごします。では、成功した人は、偶然成功したのでしょうか?私は、そうは思いません。成功した人は、「過去の人の失敗」を学んだのです。換言すると、本を死ぬほどたくさん読んだのです。成功も失敗も体系つけられています。彼らは決して、偶然成功した訳がないと考えた方が良さそうです。成功したくなく、退屈な人生を送りたいというならば、話は別ですが、成功したいならば読書は不可欠です。普通の人が躓きながら何十年もかけて知ることができるエッセンスが、たった一冊読むだけで知ることができるのです。失敗をする前に、失敗を知ることが本なのです。

本を読むにあたって気を付けないければいけないのは、最近の本を読む時です。今、波が来ており、一時的に調子が良い人の本は、好奇心を駆り立てるようなタイトル内容になっています。成功体験談だけが語られていることが殆どです。コンセプチュアルスキルが無いうちに、こういう本ばかり読んでいると、まるでその人が書いてある方法論を取れば成功できるかのように錯覚してしまいます。コンセプチュアルスキルがある程度身に付けば、こういう本からでも、エッセンスを抜き取ることができるかもしれませんが、最初のうちは、エッセンスがそのまま書いてある本から読むのがいいです。この本は、正に失敗を体系化されており、コンセプトを拾いやすくなっています。

【家庭、男女関係】
ドラマでは、ビジネスで成功すれば家庭も幸せになりますが、現実はそうは行かないようです。企業のライフサイクルのそれぞれのフェーズごとに、家庭やパートナーとの関係の変化があり、予測することは可能らしいのです。会社が上手く行っていない時は、往々にして家庭、パートナーとの関係は良好だが、会社が成長の軌道に乗り始めると、家庭との関係はどんどん悪くなっていきます。この法則をしてたからといって、魔法のように全てを解決できる策は、筆者も思いついていないようでした。ですが、法則を知っていれば、感覚的に「あ、そろそろ来るな」と予測することができます。忙しい時、会社が上手く行っている時であればあるほど、無理してでも意識して家族やパートナーとのコミュケーションを取り、少しずつでもミューチュアルな理解を重ねていくしか、最悪のシナリオの「離婚」を避ける方法はないと思いました。このテーマに関しては、自分もこの本を読んだだけでは何が正解なのかわかりませんでしたが、実際に経験する前にこの本を読めたのが幸いでした。

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